実は約2年ほど前から取り組んでいた事業があるのですが、様々な出来事が重なり、慎重に考えた末、撤退することを決めました。
当初は、「これは絶対いいサービスになる!!」という思いと、未だ誰もやっていなかった取組みで、非常にワクワクしていたことと強い使命感のようなものがありました。
強い思い入れがあり、資金も時間も費やしてきただけに、非常に悩みましたが、「今自分がやるべきこと」と「何のために」を自ら問いかけた結果、苦渋の決断ではありましたが、撤退するほうが得策だと判断し、決断しました。
不思議と後悔の念はなく、むしろ大切なものに氣づけたことに感謝しています。
さらに、そのことで大きなものを得ました。
それは、「ホンモノを見抜く力の磨き方」です。
言い換えるなら、「自己内対話で本質を見抜く力」。
他人や物事に対してという意味もありますが、
この場合、自分自身に対して。という意味合いのほうが強いです。
なぜなら、今自分の周りにいる人たちの言葉や行動、今目の前で起こっている出来事の全ては自分の心の写し鏡。
それが善いものか悪いものかは別として、自分が曇った目で見ていれば本質なんて見えません。
対人関係でいうと、
下手をすれば、「黙れさた!」っていうことも起こりえます。
自分の中で利己的な部分が強ければ強いほど、そういったことが多く起こります。
その出来事で学びを得るか、他責にするか。
ここで他責にしている内は、どこまでいっても成長しません。
私自身今さらですが、
結局は、自分のその思い描いているビジョンそのものに、利己的な思いがないか、この判断は自分の利益のみを考えていないかどうかを問い続けることが大切であり、あらゆる場面で判断する際にそうしたことを繰り返し続けることによって、本質を見抜く力がつくのだと学ぶことができました。
他には、
思い悩んでいる時、あえてサラッとお声かけくださる同志・仲間(先輩経営者)の存在、
ご迷惑をお掛けしているにも関わらず、温かく見守ってくださっている顧客様がいることの有り難さを強く感じました。
改めて皆さまに、心から感謝を申し上げます。
今期のテーマは「原点回帰」。
今期を第2創業期とし、根本は変わらず変化し続けます。