時事英語4技能クラスでは、今学期最後のレギュラークラスを終え、復習回となりました。復習回では、いつも、これまで5回分の復習と、生徒さん主導によるインタラクティブなディスカッションを行っているのですが、今回、初めての試みとして、外国人の先生によるレクチャーを行いました。
レクチャーは、「Book Report」のやり方についてです。今通っている大学の英語集中科目の授業で、英語の本を読んで、半期に3回Book Reportを書いたり、発表したりする課題があります。同じクラスの学生さんたちはとても上手に本や映画についてレポートを行います。学生さんたちは1年生の時に書き方を学び、複数回の課題経験を通して、とても上手に表現できるようになっています。一方、私は、日本語でも本や映画の内容を伝えるのは苦手だったのですが、「型」を学んだことで、どういう視点で物語を分析し、説明すれば分かりやすく伝わるのかがわかりました。
エッセイと同じように、英語には、「型」があり、それに沿って述べるとうまく伝わります。うちの生徒さんには、レポートを提出することは求めませんが、読書好きの方、映画好きの方がたくさんいらっしゃいますので、ご自分が読んだり見たりした内容を分かりやすく伝えられるようになったら良いなと思い、ネィティブの先生にこのレクチャーをしていただくことにしました。
今回は以下のような項目について教えていただきました。Book/Moive Report には、押さえておきたい点があります。
- Point of View
- Setting
- Plot
- Climax
- Irony
- Symbols
- Theme
たとえば、「Point of View」とは、誰の視点でその本が語られているか、ということです。大学の課題提出時に、外国人の方がBook/Movie Report をされているのをYou Tubeで研究したのですが、多くの人が Point of View について冒頭で説明されていました。たとえば、The book is told in a third person's point of view. (この本は、第三者の視点で書かれています。)のように。夏目漱石の「吾輩は猫である」の場合は、It is told from the point of view of a house cat. (家で飼われている猫の視点で語られています。)といった感じです。
Book Report を学んで、あらためて、英語は、なんでも体系的で分かりやすくていいなと感じました。学校の勉強だけでなく、仕事でもキャリアや職責に応じてきちんとそこで学ぶことや達成すべきことが明示されていて、順を追って行くと、目的や目標が達成できることが多いですよね。