【映画評】シビル・ウォー アメリカ最後の日 | Do More with Less

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メインタイトルは尊敬するCG創設者の故小林彰太郎さんの書から引用しました
プロファイル画像は @crown_sugar さんに描いて頂きました

こんな映画も既にアマゾンプライムビデオに入っているとは、期間限定で復活して全く後悔してません。なんてバリューフォーマネーなんでしょうか。例によってまずはXの短評から。

 

 

昨年はまさかの?いやいや予想された様にトランプ前大統領がアメリカ大統領選を勝ち抜きました。もうすぐ就任です。しかしその少し前からこの映画は話題になってました。どちらが当選しようとこうなるのではないかという不吉な予想と共に。

 

ストーリーは戦争ジャーナリスト(特にベテランとそれを目指す駆け出しの女性)を中心にした視点で、全くもって戦争映画です。そして戦闘のシーンなど最近の映画の例に漏れず、嫌らしい程のリアリティで画像が迫って来るタイプの映画です。

 

ただそのストーリー展開にさらに加えると、考えてみると恐ろしい事ですがあくまでアメリカの中での戦争ですから、そこでアメリカ人であるかどうかが敵味方の判断基準になっているのですね。まさに今のアメリカの分断を象徴させています。

 

しかしそれにしても劇中で主人公達は普通に現代の利器を使っているのになぜか、戦争ジャーナリスト志望の若い女性はフィルムカメラ、それもニコンFE2という私が所有するカメラの後継機を使い、そしてさらに白黒写真の現像を自分でやるなんてどうなんだろうと思いました。そういう事しか出来ない状況を想定していた?しかしベテランカメラマンの女性は普通にデジカメ使ってます。この描写の意味は?

 

さらにカメラに詳しいと色々ツッコミたくなるのですが、若い女性の使っていたのはニコン、ベテラン女性が使っていたのはブランド名が伏せられているのですが状況からして(望遠レンズの鏡筒の色からして)キャノン製のデジカメです。それもミラーレスじゃない一眼の。この描写が何を意味させたいのか、私にはいまだ謎です。

 

そう言えば前の日に観たPERFECT DAYS でも、主人公はフィルムカメラを愛用してましたが、これからはそういうマニュアルスキルがより求められる事を言いたいのでしょうか?まあマニュアル機を使える老人の戯言ですがw

 

 

【追記】

しかしそんな感想をツィートしブログ記事を書きだめした直後に、アメリカの現地時間まさに1/1に2件のテロ事件が起こりました。現時点で確定情報は不明ですが、これが現実です。もちろんそんな現実は望みたくないですが。