さて前回書いた話はまだ続きが有りまして。
私の仕事の内おおよそ40%くらいはその退職予定を覆してくれた人に行った訳ですが残りの60%は?
だいたい50%くらいを同期のとある人に引き継ぐ事になりました(これ自体が1人分としても重い)。あとの10%は継続雇用の元管理職に引き継ぎました。前者の彼はどうやら延長雇用を前提にしています。つまり65歳まで働き続けるつもりなのであと少なくとも8年程度は働くとの事。
ちなみにこれらの人に対しては社内から「かわいそう」という言葉がかけられました。私に対しては今まで一度もそんな事は無く、いやむしろこの後アップする予定ですが「無責任」「わがまま」などの罵声が浴びせられました。
ところがどうやら私と同じスキルは持ってないらしいし身に付ける気も無い。ではどうなるか?
その仕事はやらないで済ます事になりました。
それでいいんですよね。
いやでも本当にそれでいいの?
このところ異動の時の引き継ぎ先が2人とか3人というのが普通だったのだけど、そして今回もそうだった訳ですがこれって他人の2,3倍の仕事を同じ報酬でやって来たという事だから、いい様に使われて来たとも言い替えられる訳です(引用先のワークサラリーレシオを参照)。
私と同い歳だとしたらあと8年は働くという事です。その間にスキルを身に付けなくていいのか。これまた下記に引用した過去記事、リスキリングの話そのものですね。
つまり私の仕事は元々やらなくていい事ばかりだったという話です。でもなぜ退職でもめたのでしょうか?実は必要不可欠で極めて重要な業務だったのか?話はまだ続かせざるを得ませんね。
まあこの後の話を匂わせておいて何ですが、リスキリングについてさらに付け加えたくなりました。
退職まで8年有るとしてその間に身に着けなければならないスキルが有るとしたら、それをやらない理由って何なのでしょうか?
しかもその内の1つは英会話力という元々グローバル企業で必須とされ、昇格試験の際にはそのハードルを超えられなかったら無効になるはずの内容です。しかも時間は8年有る。小学校1年生が中学校3年生になるくらいの時間です。日本語さえまともじゃなかった幼い子供が片言ながら英語を話せる様になる時間です。
しかもこの会社はそんな事を20年以上前から言っているのです。それでもやらない。
日本の企業は従業員に対して優しい、優し過ぎるのです。
その結果がこれです。


