インセンティブでは人は動かない
成績のいい営業マンに毎月インセンティブを出して、皆の前で表彰すれば全体が頑張るようになると思っている社長が実に多い。
しかし、私の考え方は違う。
月の給与は社員が生活していくための生活給である。
賞与は一年が終了した上での会社の決算に基づく決算賞与であるべきだ。
予算を上回って黒字になったら頑張ったチーム、社員らに還元するのが決算賞与であり、年に一度の支給になるはずだ。
当然、赤字の会社に決算賞与という業績給は出ない。
出す原資がないからだ。
営業マンを毎月のインセンティブで釣る組織運営は経営とは言わない。
インセンティブの効果だけに依存するモチベーション維持は長く続かない。
組織としての全体最適が損なわれている。
又、そもそもインセンティブはコストである。
売上をあげさせて、会社としての利益を確保するためにインセンティブを支払っていたら、その分余計に営業マンは売らねばならなくなる。
疲れて売れなくなったら、その営業マンのモチベーションは一気に下がってしまうのである。
私はそうしたインセンティブ支給による組織運営より、我々の企業の理念そのものを社員らと共有することが大切であると考える。
我々は何のために仕事をするのか。我々の会社は何を持って存在しているのか。
我々は社会にどう貢献しているのか。
インセンティブと根性論だけでは組織は動かない。
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