当面武器は売るほどあります | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、タリバンがアメリカが残していった武器で武装している写真を見ると、ナンだかなぁ〜と脱力感に襲われます。

 

 

アフガニスタンにはソ連(ロシア)が残していった武器が山ほどあります。

 

トリビアの部類ですが、日本が支給した38式歩兵銃もあるのですよ。

 

・・・っということは、アフガニスタンには武器が売るほどあるってことです。

 

当面、武器の補充は必要ないですね。

 

アメリカはアフガン政府軍のために残していったものだから、破壊されずにそっくりタリバンの手に渡ったことになります。

 

上の写真では、アメリカ製M16ライフルとロシア製AK47が混在しています。

 

 

ぱっと見でも、二つの銃の違いがわかります。

 

長さが違いますね。

 

特徴的なのは、弾倉の長さの違いです。

 

彈倉数は同じく30発です。

 

ということは・・・、

 

弾丸の直径がM16の方が小さいのです。(22口径)

 

これは兵士一人の携行弾数が増えるということです。

 

口径が大きいほど殺傷力は大きいです。

 

実際に、AK47の方がダメージが大きいです。

 

その代わり、M16は発射速度が速いのです。

 

速いから射程距離が伸びて、命中精度が高くなります。

 

実際の戦闘では、相手を確実に殺害するより、負傷させて戦闘能力を奪うことを優先します。

 

そのうえM16は軽いので、兵士の負担はずっと少ないです。

 

こうやって比べると、M16の方が優れているように見えます。

 

実際、優れています。

 

しかし、イラクでアメリカ傭兵たちが好んで使っていたのはAK47の方だったのです。

 

これらの銃は「アサルトライフル」に分類されます。

 

「Asult」とは「突撃」という意味で、アサルトライフルは「突撃銃」と訳されます。

 

まさしく、近距離で兵士同士が撃ち合うための銃です。

 

(ちなみにゴルゴ13が狙撃銃としてM16を選ぶなんて、噴飯ものなのです。)

 

そんなとき、一番困るのがジャムといって、銃が故障することです。

 

AK47は故障しない。

 

なぜなら部品数が圧倒的に少ないからです。

 

30パーツ対150パーツで、なんと1/5なのです。

 

イラクの砂漠に入った米兵は、「ガンオイル」を常に欲していました。

 

頻繁に銃を分解清掃するので、オイルの消耗が激しかったのです。

 

要するにM16は精密機械なのです。

 

AK47の値段はM16の1/2です。

 

まさに、AK47はゲリラのための銃といえるのです。

 

・・・・・・・

 

なんで、こんなにマニアックな話になったのか・・・?

 

アフガニスタンは最貧国です。

 

今後も援助金は必要です。

 

しかし、その援助金がタリバンたちの武器購入代金に回る心配は当面必要はない・・・と言いたかったのに脇道に逸れてしまいました。(^^ゞ

 

ただし、「当面」というだけですが・・・。(ーー゛)

 

 

 

 

 

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