キャラが違う? | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

 

 

 

日本滞在日記です。

 

 

 

 

 

日本滞在中、息子はいつも私の母、よって、祖母と一緒に寝てました。


正しくは、母のベッドの下に布団を敷いて、その布団に息子が寝ていました。

 

でも、寝る前?朝起きたとき?なんかは息子が甘えて母にぎゅっと抱きついたりしていたそうです。

 

なので、母も私たちがイタリアへ帰る日が近くなるにつれ、少し寂しくなったのでしょう。

 

息子に「もうすぐこうして一緒に寝られなくなるなんて…。寂しいな…。」と言ったようです。

 

 

その日の朝。

 

私たちがそろそろ起きようかとしているころ、私たちの寝室まで来て、

 

「マンマ!いつイタリアに帰るの?

イタリアに帰りたくない!

ずっと日本にいたい!」

 

と泣き始める息子タラー

 

 

 

 

ま、そりゃそうでしょうよ。

 

そりゃ、日本にずっといたいよね。

 

 

 

だって…

 

 

 

みんな、息子の言いなりだもんね真顔

 

 

 

 

 

 

私たち家族はイタリアではダンナの妹家族よりも格下、セリエBから抜け出せないんですが、日本へ来たら、いきなりセリエA昇格。

なんならセリエAでスクデット(優勝)を取ってしまいそうな勢い。

 

 

それは、コロナ禍以降、1年に1回も日本帰国できておらず、なかなか日本の家族に会えないこと。

 

日本の兄家族と仲がよく、しかも兄の娘3人は既に3人とも成人しており、2人は社会人、1人は学生。

小さい子供が息子しかいないわけです。

 

 

それもあって、祖母、伯父伯母、さらにいとこたちまで息子を甘やかすわけです。

 

おまけに私の伯父伯母(叔父伯母)、私のいとこたちまでも息子を甘やかしてくれるわけです。

 

 

そりゃ、日本がいいよね。

 

 

 

みんな「今だけだから…」「たった1か月半だから…」と言って甘やかしてくれました。

 

 

ま、有難い話ではあります。

 

私とダンナはたぶん厳しいほうだし、イタリア家族の中ではセリエBなので、息子はイタリアではなかなか甘やかされません。

 

 

だから、私も「まぁ、いいか。」という思いがありました。

 

 

でも、調子に乗った息子は、私とダンナが怒っても、プイッとそっぽを向いて、祖母やいとこたちの後ろに隠れるように…タラー

 

最終的に

 

「イタリアに帰ったら、覚えてろよムカムカ

 

と、私とダンナに言われるレベルにタラー

 

 

子供はずる賢い!真顔

 

 

 

 

 

さてさて、甘やかすと言えば…

 

 

そもそも、私もそんなに甘やかされて育った覚えはないんです。

 

父は私に甘かったけれど、それを監視していた母は別に私に甘くはなかった。笑

 

 

なので、子供のころの母の印象と言えば、

“よくガミガミ言っている”

でしたよね。

 

ま、世の中のお母さんなんて、自分を含めてたぶん、大抵そんな感じ?

 

 

それがですよ。

 

 

息子が母になにか頼むと…

 

Noと言わない母。

 

「いいよいいよ。

買ってあげる!」

 

「ピピウには怒らないキラキラ

 

なんて言い出す始末。

 

 

これぞ、孫パワー?

 

 

 

 

 

そして、母以上に驚かされたのは

 

兄の奥さんとか、姪たちとかが息子を甘やかしてくれるのはまぁ想像できたんですけどね。

 

兄が息子を可愛がること!

 

 

兄家族とみんなで花火をしていて、

手持ち花火を初めてするピピウは、花火を人に向けようとしたり、

花火を持って動こうとしたりしたので、

私が怒ったんです。

 

すると、

「大丈夫、大丈夫。

ケガさえせんかったらえぇ。

ほら、こうやってやるんや。」

と言いながら、中腰になって息子の背後から息子の花火を持った手を持ち、一緒に花火をする兄。

 

 

 

えーーーーー!

 

自分、

自分の妹にも

娘らにも

厳しかったやーん!

 

育て方がよかったのか、育ち方がよかったのかはさておき、兄の娘たち3人はマジで自慢できるほどいい子に育ちました。

 

 

母も兄も

 

息子に対して

 

キャラ、変わってるやーん!

 

 

 

 

 

まぁ、息子の周りがみんなそんなですから…

 

 

そりゃ、イタリアへ帰りたくないわな真顔

 

 

と思ったわけです。

 

 

 

 

 

今はイタリアの学校も始まって、こちらの日常を取り戻し、私とダンナに対して調子に乗った態度をとることはしなくなりましたが…。

 

 

 

息子にとっては、プリンス気分を味わった1か月半だったと思います。

 

 

日本のみんな、ありがとうキラキラ

 

 

 

でも、息子よ、

 

人生、そんなに甘くはない!

 

 

 

 

 

 

 

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