品格 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

先日、夜10時頃、フィレンツェの歴史地区を車でダンナと通りました。

(ダンナ運転)

 

フィレンツェの歴史地区の道ではよく見かける光景なのですが…

 

観光客が車道のど真ん中を堂々と歩く真顔

 

 

フィレンツェ歴史地区はルネッサンス期の造りのまま今も残っています。ルネッサンス期に自動車があったわけでもなく、もちろん道は車が通るようにはできていません。

 

フィレンツェは観光地で、その外観はまるでテーマパークのようですが、フィレンツェの人が住んでるアパートがあったり、事務所があったり…と、普通の町で、そこには普通に人々の生活があるのです。

 

だから、どんなに見かけがテーマパークでも車道は車道。歩行者は狭いですけど歩道を歩かなければなりません。

 

そんな当たり前なことがフィレンツェに来る観光客にはどうやら難しい…らしい汗

 

この日も、私たちの車が行く前を、20代前半と思われる4人の白人の女の子たちが横並びになって歩いていました。

 

車内の私たちからは後姿しか見えませんでしたが、それでも、めいっぱいオシャレしてて、これから夜のフィレンツェに繰り出すんだな~という意気込みがうかがえました。

 

それはいいんですが、彼女たち4人が横並びに車道を歩いていると私たちの車は通れません。

 

人が多く、道の狭いフィレンツェの歴史地区、しかも見慣れた光景なので、もちろんダンナは歩く速度くらいにスピードを落とし、彼女たちが車に気づいてよけてくれるのを待っていました。

 

でも、どかない真顔

 

どんなにダンナがゆっくり運転してても、さすがに女の子たちにおいついてしまいます。

 

それでも、どかない真顔

 

私たちの車はもう女の子たちの真後ろ。

そこで、ダンナはチカチカとライトを点灯させて、「どいてくれ」のサインをしました。

 

さすがに気づいた女の子たち。

 

3人の女の子たちはすぐに歩道の方へ行ったのですが、一人の女の子が、私たちの車の方へ振り替えったかと思うと…

 

 

 

 

 

 

 

中指を立ててきた滝汗ポーン滝汗ポーン

 

 

 

 

そして、なにやらワーワーわめいている。

 

それを見た他の3人の女の子たちが、中指を立てた女の子の腕を引っ張って、歩道のほうへ連れて行きました。

 

 

カッチーン来たダンナが、車の窓を開け、

 

「歩道を歩け!むかっ

 

とイタリア語で言うと、

 

英語でバーーーーーーーッ!と何かわめいてきた中指立てた女の子滝汗滝汗滝汗

(確実にイタリア人ではない)

 

そんでもって、最後の吐き台詞は

 

「F〇C〇 YOU!」

 

でした。

 

 

それはよーく聞き取れたわ。爆

 

 

 

とりあえず尋常ではない。話の分かるような人間ではない。

 

 

窓をスーッと閉めて、家路へとついたのでした。

 

こういう人には関わらないのが一番。

 

 

 

 

それにしても、既に浴びるようにお酒を飲んでいたのか汗

 

それとも、吸ってはいけない物を吸っていたのか汗

 

 

その子を見て、腹が立ったというよりは、本当にびっくりしました。

 

綺麗な服を着て、綺麗に化粧をして、さらさらのブラウンのロングヘアのとてもかわいい女の子だったのです。

 

それが、あの態度と言葉遣いでは、本当に残念。

 

 

私が偉そうに言えた立場ではありませんが、やっぱり人間、見た目美しくても、それなりの品格が備わっていなければダメなのだろうな…と思いました。

 

どんなに高価で綺麗な物で着飾っていても、乱暴な態度と言動では、その人の文化的背景や教養、人格を疑ってしまいます。

 

 

また、観光中、特に海外でのそういった態度や言動は、その人自身の品格を落とすだけでなく、その人の出身国の品格さえも落とす恐れがあります

 

大げさなようですが、これ、本当です。

ある一人の日本人、Aさんがイタリアで何かやらかしたとします。

すると、イタリア人たちは「本当に、Aさんは…」とは言いません。

「本当に日本人は…」と言うのです。

それはイタリアだけでなく、日本も、きっと他の国も同じはず。

「〇〇人は…」と言うのです。

 

 

ま、振り向きざま、中指を立ててくる日本人というのはそうそういないとは思いますが…汗

というか、今まで生きてきた中で、中指立てられたの、国籍、人種関係なく、今回が初めてですが…汗

 

 

 

たまに羽目を外すのは別にいいと思いますが、公共の場にいる以上、やはり限度というものがあることを、どこにいても忘れてはいけないなと思ったのでした。

 

 

あー、ビックリした。

 

 

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