ベイスターズはなかなか勝ちに恵まれないけど、それでも応援することを止めない人たちがいる。お金を払ってスタンドに通い続ける人たちがいる。
恋愛に例えるなら、それは『片思いだ』。
成就すれば、もちろん幸せだ。でも、例え相手が振り向いてくれなくても好きであることを止めない。好きでいること自体が幸せなのだ。ファンの愛情の深さ、清らかさからいったら、それこそベイスターズは万年優勝候補なんじゃないかと僕は思う。
(中略)
ハマスタのベイスターズファンは、いつも穏やかな顔をしている。
(中略)
それでいて、ベイスターズファンは心の中にものすごい『熱』を持っている。いつの試合だったか、7回を終えた時点で10点差で負けていて、しかも雨が降ってきたので帰り支度を始めたら、ライトスタンドから『熱く立ち上がれ』の合唱が始まった。
なんだー、この人たち。
ずぶ濡れになりながら、10点差で負けてるチームを応援している!」
(「スポーツアルバムNo.26石川雄洋」から)
「さ~
今日も行こうかね
」