Destiny~キセキの輝き~」は、昨年12月のXmasコンサートで先行販売された宇徳さんのニューシングルに収められている新曲です。LIVEでは何回か披露されており、 「名曲」の予感がしていました が、そのフルバージョンがいよいよ発表 されました。

ここでは、サウンドと詞の両面からレビューヘッドフォンしたいと思います。


☆サウンド

今はPCだけでも簡単にカラオケを作ることが出来ますが、この曲はアコースティックな生音を大切にサウンドを作っています。
クレジットを見るとQuartet(カルテット:弦楽四重奏)、フルート、オーボエと多くの楽器が参加していることが分かります。詞に合わせて考えられたアレンジが豪華ですね。ちなみに編曲はUK projectとなっています(以前の作品でも同様のクレジットはありました)。


途中の間奏ではベースがフィーチャーされています。伊藤千明さんのベース、Xmasコンサートでも「いいな~」と思っていました。ここでは、間奏のソロで静かに曲を盛り上げています。目立ち過ぎることなく、曲の「ベース」を担うアレンジが心地良いですねグッド!


☆詞
お父様との別れを経験したときに書いた曲」という解説があります。
詞そのものは、お父様との想い出を反映しつつ、普遍的な表現として書かれているようですね。


歌詞カードを見ると、この曲のキーワード(=沢山登場する言葉)は「distance」であることが分かります(6回)。その次は「ロンリネス」(3回)でしょうか。曲タイトルの「Destiny」は意外なことに一番最後の1回だけですね。


これらの言葉の先にいる「」との想い出について綴った歌詞になっています。「お互いを認めつつも別々の道を歩こうと決めた二人」の距離感や孤独感を「自分」の立場から表現しています。最後の「キセキの輝き」という言葉には「過去の想い出を肯定しつつ新しい人生を生きていく」という決意が込められているのでしょうか。
この主人公が最後に寂しさを乗り越えたことを願わずにはいられませんね。


☆その他全般
ジャケ写はドアップ!です(笑)個人的には裏ジャケの写真が良い!ですね。天を見上げ、想いにふけっているといった所でしょうか。
また、今回は独自レーベルからの作品となっています。
私的にUKオリジナルCDは、2006年の「True Kiss」以来7年振りの感覚だったので、感慨深いものがありました(オリジナル作品はもう出ないのでは?とも思っていましたし)。これも定期的なLIVEが開催されるようになり、またFC活動が始まったことが影響しているのでしょうね。


今年は2月にUK CAFE、4月にもイベントのある旨、アナウンスされており、活発な活動が期待できそうです。また、地方ツアー(?)も実現すれば楽しみですねクローバー

関係者およびUKFの皆さま、そして宇徳さん、今年もよろしくお願いします音譜