スタッフの竪です。飯塚病院での初期研修を修了した後に同院救急部で後期研修を3年間行い、昨年春から同院集中治療部のスタッフとして勤務しています。このたびブログを開設する運びとなりました。記念すべき第1回目は当ICUの簡単な紹介を行いたいと思います。

 

当ICUは日本集中治療医学会の認定施設で、ベッド数は11床(特定集中治療室管理料2)です。当救急部が福岡県にある、人口43万人の筑豊地域唯一の三次救急施設で、年間約8千台の救急車受け入れを行っている事もあり、当ICUには内科外科問わず、様々な重症患者が入室しています。2016年の総入室患者数は632名で、そのうち419名(66.3%)が緊急入室でした。またICU専従医として担当各科の主治医と協力しつつ、輸液管理や人工呼吸器管理を含めた全身管理は全例当科で行っています。敗血症性ショック・原因不明のショック・重症熱傷・重症多発外傷等の場合には主治医となり、担当各科に適宜コンサルトを行っており、限りなくclosed ICUに近い状態です。2016年は当科が主治医となった症例は156名(24.7%)でした。24時間365日ICU専属MEが常駐しており、人工呼吸器やIABPはもちろん、CHDF、ECMO(V-A,V-V)等の生命維持・補助装置も積極的に使用しております。またICU退室後の継続加療は各診療科にお願いしています。

 

スタッフは計4人と少なめではありますが、ここ数年は後期研修医に加えて初期研修医がローテーションしてくれるようになり、忙しいながらも楽しく臨床に励んでいます。また積極的に学会活動も行っており、今年の日本救急医学会総会には5演題が採択されており、国際学会も今年度既に1人のスタッフが発表を終えており、秋には私もヨーロッパの集中治療学会(ESICM)で発表予定です。また冬にありますアメリカの集中治療学会(SCCM)にも1人のスタッフが演題を提出済みです。

 

福岡県の筑豊地域という高齢者が多い地域で(2016年のICU入室患者の平均年齢は70.7歳でした)、かなり忙しく臨床を行いながら、国際学会を含めた学会活動にも力を入れており、これから集中治療を勉強したい若手医師のみならず、中堅の集中治療専門医にとっても魅力的なICUではないかと思います。当ICUは2011年に発足したばかりと比較的新しくはありますが、初期研修病院として全国的に有名で、熱意のある初期研修医・後期研修医に溢れている事、全国的に名の知れた総合診療科がある事、総ベッド数が1048床であり、かつ42科が揃っている事などから、今後ますますの発展が期待できるICUではないかと考えています。当集中治療部は後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味があって見学等を御希望の方はjinji@aih-net.comまでご連絡下さい。

 

このブログでは、日頃の診療の様子や毎週行なっている抄読会で取り上げた文献、スタッフが参加した勉強会・セミナー・学会の報告等についてアップしていければと思っています。

 

AD