報道によれば、3日、米シマンテックなどセキュリティーソフト関連3社は、「米アップルの iPad や iPhone がソフトウェアの脆弱性により不正ににコントロールされる可能性がある。」と発表した。
この脆弱性は iPad や iPhone が搭載しているOS(基本ソフト)の iOS で見つかり、「ウイルスが仕込まれたPDF文書を含むウェブサイトに訪問して感染すると、端末が完全に操作される恐れがある。」というものだ。
今回の発表に携わった携帯電話向けセキュリティーソフト会社ルックアウトの最高技術責任者は、「非常に複雑なソフトでセキュリティーバグが見つかったとしても驚くべきではない。」とコメントしている。
先週には米グーグルの携帯端末向けOSの Android でも複数の脆弱性が明らかになったばかりだ。
アップルのスポークスマンは、この発表について「現在調査している。」と回答した。
iPhone については、設計ミスにより搭載しているアンテナの電波送受信の感度が問題となり、海外では訴訟問題にまで発展している。
デザインありきで考えるより、まずはセキュリティ第一で設計を考えるべきではないか?