娘が中学に入学し、早くも中1の定期テストが3回目を迎えました。
今回は、そのテスト結果から見えてきた、親としての期待、娘の頑張り、そしてわが家での「お小遣いモチベーション戦略」
について、詳しくお話ししたいと思います。
目次
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最初の目標設定:「学年1/3以内」の壁
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上昇と下降:3回のテストで見た順位の変遷
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塾なしで頑張る娘を応援!わが家の「お小遣いモチベーション戦略」
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努力の先に目標を見据える大切さ
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中1の今は「基礎固めの時期」として捉える
最初の目標設定:「学年1/3以内」の壁
中学に入って初めての定期テスト。
親として、娘にどれくらいの成績を期待するかは悩むところでした。
私自身の経験から、娘にはせめて「全学年の1/3以内」には入ってほしいという希望を持っていました。
私自身、中学時代は最初のテストで学年の約1/3、最終的には1/4程度の順位を維持していたからです。
初めてのテスト結果に驚きと安堵
勉強に対しては「のんびり屋」
で、人と競い合うことに強い意欲を見せない娘。
正直、初めてのテストは「もしかしたら半分くらいの順位かな?」と思っていました。
周りの友人の多くが塾に通っているという話も聞いていたので、塾なしでどこまでやれるか未知数でした。
しかし、結果はなんと!私とほぼ同じ、学年1/3以内
の順位でした。
具体的な数字で言えば、例えば学年が120人だったとして、だいたい38位あたり。
初めてのテストの滑り出しとしては、親として「よし、上々だ!」
と安堵しました。
上昇と下降:3回のテストで見た順位の変遷
第1回テスト
- 時期: 中学入学直後
- 順位の目安 (120人中): 38位(1/3以内)
- 特徴・感想: 最初の目標であった1/3以内をクリアし、滑り出し好調でした。
第2回テスト
- 時期: 夏休み明け
- 順位の目安 (120人中): 30位(1/4以内)
- 特徴・感想: 順位が上がり、この学年での最高順位を記録しました! 学年1/4の目安である30位に食い込むという素晴らしい結果でした。
第3回テスト(今回)
- 時期: 今回
- 順位の目安 (120人中): 38位(1/3以内)
- 特徴・感想: 第2回から順位はやや落としたものの、目標である1/3以内をキープすることができました。
第2回テスト(夏休み明け)では、見事に順位を上げ、学年1/4の目安である30位に食い込みました。しかし、今回は再び38位程度に戻ってしまいました。
親が考える「キープしたい順位」
中学生のテストは、特に男子が体力をつけて勉強に本腰を入れ始める中学3年生頃になると、成績が大きく変動
することがあります。
急激に追い上げてくる生徒が増えるため、順位が下がる可能性も考慮しなければなりません。
そのため、現在の学年人数(120人程度)で考えた場合、私の希望としては、30位前後をキープしてほしいと考えています。
そうすれば、多少下がっても40位前後には留まれるだろうという計算があるからです。
塾なしで頑張る娘を応援!わが家の「お小遣いモチベーション戦略」
娘は「塾には行きたくない。
自分でできる」と言います。
私も昔、塾の雰囲気や競争が苦手だったので、その気持ちは理解できます。
そこで、塾に頼らず自力で頑張る娘を応援し、モチベーションを上げるために、ある「テスト特別お小遣い制度」を決めました。
テスト特別お小遣い制度のルール
ルールはシンプルです。
- 5科目合計で「学年1/3以内」に入ることを最低条件とする。
- 「学年1/3以内」をクリアした場合、1つ順位が上がる
ごとに100円
を特別に支給する。
これは、最初のテストで「1/3以内は達成できそうだ」という見通しがついた時点で娘に提案しました。
過去3回の特別お小遣い実績
第1回
- 順位の目安 (120人中): 約38位
- 1/3ライン (40位) からの順位アップ数: 2位アップ (40位 - 38位)
- 支給額: 200円
第2回
- 順位の目安 (120人中): 約30位
- 1/3ライン (40位) からの順位アップ数: 10位アップ (40位 - 30位)
- 支給額: 1,000円
第3回
- 順位の目安 (120人中): 約38位
- 1/3ライン (40位) からの順位アップ数: 2位アップ (40位 - 38位)
- 支給額: 200円
今回のテストでは200円でしたが、本人はそれでも大喜びでした。
来週に家族旅行を控えていることもあり、「少しでもお小遣いがあると嬉しい!」
と喜んでいました。
【極端なお小遣いは避ける】
この特別なお小遣いは、あくまで「自分の努力」に対するご褒美という位置づけです。
わが家では、普段のお小遣いは、お手伝いによる対価(740円分)と、純粋なお小遣い(500円分)を合わせた1,240円としています。
この特別支給は、あくまで別枠です。
努力の先に目標を見据える大切さ
娘は現在、お手伝いで得たお小遣いの大半を、毎月の投資信託の積立に回しています。
このことからも、彼女が「自分で稼ぎ、お金を増やす」
ということに強い関心と意欲を持っていることがわかります。
テストのお小遣いも、自分の努力が目に見える形で報われる喜びを感じる良い機会になっていると感じています。
「なぜ勉強するのか」を自分ごとにする
親が「勉強しなさい」と口うるさく言うよりも、子供自身が「なぜ勉強が必要なのか」を理解する方が、遥かにモチベーションは上がります。
娘は将来「大学に行きたい」という明確な目標を持っています。私たちは、大学進学のメリットや、教養を深めることの重要性について、普段から話すようにしています。
特に、
- 「選択肢を増やす」:ある程度の学歴があれば、将来の進路や職業の選択肢が広がること。
- 「教養」:大人になった時に、「こんなことも知らない」と恥ずかしく思わないための知識、人間性を高めるための基礎となること。
- 「凡人の戦略」:一部の天才を除き、凡人であるからこそ、学歴という「見える評価」で一定の信頼を得ることが必要であること。
これらを話すことで、娘は勉強を「親に言われたからやる苦痛なもの」ではなく、「自分の将来に繋がる、必要な努力」
として捉えられるようになってきたようです。
中1の今は「基礎固めの時期」として捉える
「今の勉強は、何の役に立つの?」という疑問は、多くの子供たちが抱くものです。しかし、中学1年生のこの時期は、まさに基礎の土台作りだと考えています。
目標である「学年1/3以内」は、最低限の基礎レベルが習得できている状態を示していると判断しています。
この基礎がしっかりしていれば、たとえ高校に入ってから急に「やる気モード」に突入したとしても、一気に成績を伸ばすことが可能になると思います。
この基礎があれば、地元の国立大学など、ある程度の進路選択は十分に可能になると信じています。
親としては、このまま無理なく勉強を続け、成績を維持、できればもう一段階伸ばしてほしいと願っています。
最低限の基礎を着実に身につけている娘の姿を見て、親として誇らしく思っています。
中1なので、まだ始まったばかり。これからも娘の成長を温かく見守っていきたいと思います。

