こんにちは。
インデックス投資を成功させるには、市場が大きく変動しても動じない「鉄のメンタル」
を築くことが欠かせません。
たとえ市場が暴落しても、「どちらに転んでもいい」
と心から思えるようになるにはどうすればよいか。
これまでの経験と具体的なルールに基づいた、私のメンタル戦略をお話しします。
目次
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揺るぎない土台を築く「資産ポートフォリオ」
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過去の経験から学んだ「心の持ち方」
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自分だけの「暴落ルール」を持つという安心感
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レバナスがもたらす「健全な欲望のコントロール」
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「現金」があるという安心感
揺るぎない土台を築く「資産ポートフォリオ」
現在の世帯資産は、約7,250万円です。
そのうち約4,250万円をインデックス投資、残りの3,000万円を現金
で保有しています。
この資産配分が、私のメンタルを支える大きな柱です。![]()
投資している約4,250万円のうち、約9割はオルカン、S&P 500、ナスダック、先進国インデックスなど、信託報酬が0.1%前後の質の高いファンドです。
具体的には、eMAXIS Slimシリーズや楽天、SBIのシリーズといった、投資家の間で「鉄板」と言われる銘柄ばかり。
資本主義が続く限り価値は戻ると信じているので、仮に暴落が来ても大丈夫だろうと考えています。
残りの1割未満は、日本の個別株やその他のインデックスです。
これは2018年にNISAを始めた名残で、レバナスもごくわずかに保有しています。
レバナスは毎日少額ずつ積み立てていますが、全体に占める割合は1%程度です。
過去の経験から学んだ「心の持ち方」
私が投資を始めたのは2018年11月、つみたてNISAがきっかけでした。
当初は楽天証券で口座を開設し、ポイント欲しさに15銘柄を毎日100円ずつ
積み立てていました。
始めたばかりの頃は、毎日数百円のわずかな値動きにも一喜一憂する日々でした。
2019年夏頃にポイント制度の変更を機に「オルカン」一本に絞りましたが、それでも毎日のように資産をチェックし、上がれば喜び、下がれば不安に苛まれていました
。
今振り返ると、当時の積立額は月に約3.3万円(つみたてNISA)と1.2万円(iDeCo)で、現在の積立額に比べるとかなり少額でした。それにもかかわらず、毎日の値動きに振り回されていたのです。
しかし、不思議なことに、2020年3月のコロナショックで資産が30%以上も下落した際には、全く動じませんでした。
この頃から、投資が日常生活の一部
となり、値動きが気にならなくなったのかもしれません。
2021年1月から本格的に投資の勉強を始め、2022年からは積立額を大幅に増やしました。
現在は、新NISAの年間非課税投資枠が拡大したこともあり、夫婦で毎月60万円(現金から45万円、特定口座から取り崩して15万円)を積み立てています。
これに加え、私のiDeCoと夫の企業型確定拠出年金に現金5万円を拠出しています。
現在、運用資産額は4,000万円を超え、わずか1%の変動で40万円も動きます。そのため、数十万円単位の毎日の値動きは当たり前
になりました。
今では、毎日の値動きを「そういうものだ」と割り切れるようになったのは、長期投資を続ける中で自然と身についた感覚だと感じています。
自分だけの「暴落ルール」を持つという安心感
暴落時でも感情に流されずに行動するために、私は「自分だけの暴落ルール」を定めています。
これは、投資系YouTuber「【投資塾】知らないより知っていた方が役立つ話」が提唱する「5%ルール」を参考にしました。
- 金曜日にS&P 500の指数が前週から5%以上下落したら、現金50万円を追加で購入する。
- もし10%以上下落した場合は100万円を投入する。
このように、「いくら下落したら、いくら買う」
とあらかじめ決めておくことで、暴落が来ても機械的に行動できます。
購入する銘柄や口座にもルールを設けています。
- 銘柄: 新NISAに入れる割合と同じ、
オルカン:S&P 500:ナスダック=10:4:1の比率で購入。 - 口座: 新NISAの枠が余っていれば新NISA、なければ特定口座で購入。
このマイルールのおかげで、暴落は「安く買える絶好のチャンス」
だと捉えられるようになり、むしろ嬉しくなるほどです。
レバナスがもたらす「健全な欲望のコントロール」
もうひとつのメンタル安定剤が、レバナス(NASDAQ100のレバレッジ型投信)です。
レバナスはハイリスク・ハイリターンな商品ですが、私の場合は「早くお金持ちになりたい」という強い欲望をコントロールする
ために利用しています。
自分の中で決めたルールに沿って、毎日少額ずつ買い増ししていくことで、ハイリターンを追求したい気持ちを健全に満たしています。暴落すればたくさん買えるので、下落はむしろ歓迎です。
2025年4月のトランプショック時には、いつもより多めに購入しました。
こうした「ルールに基づいた行動」の積み重ねが、長期投資への自信につながっています。
「現金」があるという安心感
私が最も重要だと考えているのが、高い現金比率の維持です。
世間では「機会損失」と思われがちですが、私にとって現金は「長期でインデックス投資を続けるための、メンタルを守るお守り」
です。
手元に十分な現金がなければ、暴落時に「こんなに安いのに買えない!」と焦り、心が乱れます。![]()
しかし、現金があれば、ルール通りに安く買い増しできるため、冷静さを保てます。人間の感情は、ときに非合理的な行動を引き起こすものです。
だからこそ、自分の感情とうまく付き合うために、あらかじめ現金を確保しておくことが不可欠なのです。
YouTubeなどの影響で、極端に現金比率を下げている人が増えているように感じます。
しかし、私は「長く投資を続けたい」という信念を持っているので、この高い現金比率を維持していきます。




