こんにちは!

 

今回は、新卒で就職する際に私が実家暮らしを選んだ理由についてお話しします。

今から約20年前の決断ですが、この選択があったからこそ、今の資産形成につながっていると感じています。


大学時代に一人暮らしを経験し、そのコストの高さに驚いたびっくりことが、就職後の選択に大きく影響しました。

 

今回は、金銭面、ライフスタイル、そして将来の計画まで、さまざまな視点から実家暮らしを選んだ理由をまとめます。
 

目次

  • 大学時代に経験した一人暮らし

  • 地元での就職と一人暮らしのコスト

  • 実家暮らしを選んだ3つの理由

  • 実家暮らしのデメリットと向き合う

 


大学時代に経験した一人暮らし

私は大学の3年生と4年生の2年間、実家を離れて一人暮らしをしていました。

 

実家から大学まで片道2時間半かけて通学していましたが、実験や研究で多忙になるため、大学近くに住むことにしたのです。


この2年間で、一人暮らしにかかるリアルな費用を身をもって知りました。

 

家賃は月35,000円、プロパンガス代、水道光熱費、食費、車の維持費など、想像以上にお金がかかりました。仕送り8万円で最低限の生活費はまかなえましたが、娯楽費はすべてアルバイト代で工面していました。

 

は、姉が不要になったので「廃車にしようか」と言っていたのを、「それならほしい!」と譲り受けました。

思った以上に維持費がかかりアセアセ、特に驚いたのが、冬に雪が積もる地域だったため、高価なスタッドレスタイヤが必要だったことです。

だけど、車がないと通えない場所で希望のアルバイトができ、収入を増やすことができました。

今思えば車を持つこと自体贅沢なことでしたが、貴重な経験ができたので良かったと思っています。

 

「生活するだけでこれほどお金がかかるのか」と、大学生活で初めて金銭的な厳しさを実感したのです。

 


地元での就職と一人暮らしのコスト

就職活動中、親から「地元で就職してほしい」と強く言われました。

私の出身地では、大手企業が多く、地元で就職する人が非常に多い傾向にあります。

 

私自身も地元で働くつもりでしたが、一人暮らしを続けるか、実家に戻るかで悩みました。


一人暮らしを試算してみると、コストの高さが改めて浮き彫りになりました。

 

  • 家賃:
    初任給の手取り
    が約14万円で、仕事場に近い場所の賃貸だと家賃だけで5~6万円ほどかかります。
    会社の家賃補助が1万円程度だったとしても、手取りから4万円以上も家賃に払うのは現実的ではありませんでした。
     
  • 食費: 自炊を頑張って月1万円に抑えようとしても、友人との外食が増えると、結局月2万円近くはかかっていました
     
  • 車の維持費:
    運良く姉から車をもらえたため車両代はかかりませんでしたが、それでもガソリン代や保険、車検代など、維持費がかかります。
    車を持たずに、駅に近い賃貸に住むという選択肢もありました。しかし、そうした物件は家賃が高いうえ、実家に行く手段が車しかなかったため、当時の私にとって車を手放すことに抵抗がありました。

このまま一人暮らしを続けたら、貯金ができないガーン」と危機感を覚えた私は、将来のために実家暮らしを選ぶ決心をしました。


実家暮らしを選んだ3つの理由

最終的に実家暮らしを決めたのは、主に3つの理由があったからです。

 

  • 貯金と将来への備え
    大学時代に貯金がほとんどなかった私は、社会人になったらしっかりお金を貯めたいと考えていました。
    ボロボロだった車の買い替えや将来への漠然とした不安もあったため、最低でも毎月5万円、年間100万円を貯金するという具体的な目標を立てました。
    実家暮らしなら家に入れるお金を月2万円に抑えられ、この目標達成に最適な選択肢でした。
     
  • 遠距離恋愛による出費
    当時付き合っていた夫は、新幹線で3時間かかる場所に就職が決まりました。
    月2回会うと、交通費だけで往復6万円ほどかかります。
    なるべく片道だけ深夜バスを使ってくれたため5万円ほどに抑えられましたが、それでも折半するとなると大きな負担です。この費用を捻出するためにも、生活コストを抑えられる実家暮らしは欠かせませんでした。
     
  • コストパフォーマンスの良さ
    一人で暮らすよりも、家族と暮らす方がはるかにコストパフォーマンスが良いと気づきました。
    生活費だけでなく、家事や食事の準備など、多くの面で助け合うことができます。
    1人分の生活費は割高ですが、複数人になると1人あたりのコストが抑えられることを実感しました。

実家暮らしのデメリットと向き合う

もちろん、実家暮らしにもデメリットはあります。
親の干渉や門限など、自由な一人暮らしとは違い、生活リズムを合わせる必要があります。
また、実家は駅から遠く、車が必須という点もデメリットでした。

それでも、将来的な目標や金銭的な現実を考えると、実家暮らしが最善の選択だと判断しました
将来のために貯金をすること、彼との遠距離恋愛を続けること、そして何より金銭的な不安を解消することが、当時の私にとって最優先だったのです。

結果的に、実家暮らしを選んだことで、私は目標だった貯金を順調に進めることができました。社会人としてのスタートを、金銭的な不安なく切ることができたのは、大きなメリットだったと感じています。