(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。
今日のテーマは
「学校現場の“あいまいな言葉”に潜む落とし穴~『みじん切り傾聴』でミスコミュニケーションを防ぐ」です。
学校現場には、多くの先生方が「大切だ」と思っているのに、実は意味や定義が共有されていない言葉がたくさんあります。
たとえば──協力、共通理解、寄り添う、受け容れる、共感する、見守る、自己肯定感、自分を大切にする……。
これらの言葉は会議や指導案、校内研修でも頻繁に登場します。
けれど実際には、「それって具体的に何を指すの?」「先生によってイメージが違わない?」と感じたことはないでしょうか。
この“あいまいさ”は、学校内のミスコミュニケーションの大きな原因になっています。
今日は、そのことについて掘り下げていきたいと思います。
例えば、担任の先生が「私は子どもに寄り添っています」と言ったとき。
ある先生は「ただ話を黙って聞いてあげること」と考え、
またある先生は「どんな気持ちか、など感情をずっときいてあげることと」と考え
別の先生は「問題を一緒に解決しようと手を貸すこと」と受け取るかもしれません。
保護者から「うちの子に寄り添ってください」と言われたときも、受け止め方は人それぞれです。
こうした解釈のズレを確認せずに進めると、誤解や不満、依存関係などの問題が生じやすくなります。
■子どもとの間にも起きるズレ
子どもとのやり取りでも同じです。
例えば、やる気のなかった子どもが「これからは頑張る!」と言ったとき。
大人は安心し、期待をかけますが、子どもの中では「気持ちを切り替える程度」だったりします。
一方で大人は「毎日予習復習をする」くらいの頑張りを期待──こうしてズレが表面化し、「全然頑張ってないじゃない!」とケンカになるのです。
また、部活動のキャプテンが「信頼されるキャプテンになりたい」と相談してきたときも同様です。
大人はリーダーシップを期待しますが、子どもは優しさや見守りの信頼を求めているかもしれません。
■丁寧な傾聴は「長く聴くこと」ではない
ここで重要なのは、丁寧な傾聴です。
でも、丁寧な傾聴は「長々と話を聴くこと」ではありません。
相手の使っている言葉をそのまま受け取らず、
「あなたにとっての“頑張る”って具体的には?」
「“信頼されるキャプテン”ってどんなこと?」
と問いかけ、意味やイメージを一緒に確認することもポイントの1つです。
■言葉のすり合わせが、コーチングの土台になる
このプロセスを省略すると、せっかくのアドバイスやコーチングがズレてしまいます。
教育的に価値のあるコーチングも、土台となる傾聴がズレていれば、
その価値は半減どころかマイナスになることもあります
そこで役立つのが、保健室コーチングで学ぶ〈みじん切り傾聴〉です。
NLPと脳科学をベースに、問題を事実・感情・解釈に分けて整理し、支援者と相談者の間で“意味のすり合わせ”を行うアプローチです。
この手法を学べば、日常の相談対応や声かけが、単なる気休めではなく、行動につながる関わりに変わります。
■小冊子キャンペーン始まります
5月31日から、
小冊子『子どもの心を解きほぐし “行動” へつなぐ〈みじん切り傾聴〉入門』のプレゼントキャンペーンがスタートします。
子どもたちの相談活動で必要な「傾聴」について、この小冊子で学んでみませんか?
それでは、今日も素敵な1日を!
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