(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。

 

今日のテーマは
「≪
なりたい未来≫から考える生活習慣指導」です。

 

よりよい生活習慣作りに取り組む養護教諭の先生方はとても多いですよね。

「歯磨きはちゃんとすること」
「早寝早起きを心がけること」
「スマホの使いすぎを控えること」
など、テーマは様々です。

 

しかし実際には「やらなきゃならない」という気持ちだけで取り組んでしまう子が多く、
キャンペーン中には取り組めても、なかなか続かないこともあるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、生活習慣を「目の前のやること」ではなく、
「なりたい未来」「手に入れたい自分」を目指すための行動として捉えてもらう視点をお伝えしたいと思います。

こうした考え方は、
子どもたちが自ら進んで生活習慣をつけるためのヒントとなります。

 

1. 「やるべきこと」から「なりたい未来」に向けた行動に変える
例えば、「歯磨きしなきゃいけない」だけではなかなか身につきませんが、
「将来も健康で元気にいたい」とか「大人になったいても白くてきれいな歯でですごす」といった未来が見えると、
やることの意味が変わります。

「野球選手になりたい」「テストで1位を取りたい」「○○をやり遂げたい」
など、夢や目標があると、

目の前の行動が「面倒な作業」から「未来のための準備」へと変わるんですね。

こうしたイメージがあると、「今やっていること」が、ただの作業じゃなくなり
ちょっと前向きに感じられるようになるのは大人も同じですね。

ワクワクしたゴールイメージがあると、目先のTODOとしてではなく、
未来をつくる「当たり前の行動」に意味付けが変わります。

 

2. なりたい自分に近づくために、未来をイメージさせる
「このままスマホばっかりで寝不足が続いたら、次の日の学校がつらくなる」
という恐怖からの行動は苦しいですね。

どうせなら
「早く寝て次の日に頭がスッキリしてたら、授業も集中できるし勉強もはかどる」
と考える方が、前を向ける気がしませんか?

こうやって未来の姿を思い描いてもらうことが大事です。

スマホの使い方なら「朝すっきり起きられるから元気に遊んだり勉強できる
など、プラスの結果に結びつくと思えることがよいですね!


今日は11月8日(いい歯の日)です。
歯の健康は、実はスポーツでのパフォーマンスにも大きな影響を与えます。

歯が健康だと、食事でしっかり栄養を摂ることができ、体が強くなりやすくなります。
また、歯の痛みや問題があると集中力が落ちたり、体が本来の力を発揮しにくくなることもあります。
 

さらに、歯の噛み合わせが悪いと、体全体のバランスが崩れやすくなります。
スポーツではバランスが重要なので、歯が健康でしっかり噛めることが、
体の安定感や動きのスムーズさにつながります。
つまり歯が健康だと食事からしっかり力が得られ、体のバランスも保ちやすいので、
スポーツでの力も最大限発揮しやすくなる、ということです。

その視点があれば、歯磨き習慣が「やらなきゃ」から
「なりたい自分のため」に変わっていきます。

 

3. 習慣にすることで、負担が減り、心が軽くなる
TODOリストのように「やるべきこと」と考えてしまうと、重荷になりがちです。
しかし、「習慣」として体が覚えれば、無理なく自然に続けられますよね!
習慣になると、「またやらなきゃ」と考える必要がなくなり、当たり前のこととなり、
プレッシャーがなくなるだけでなく、続ければ続けるほど未来のためのステップが進んでいることになります。

 

4. 「なりたい未来」を考えさせるための3つのステップ
◎目標を考えさせる
 まずは「将来はどんな自分になりたい?」「どんなことを達成したい?」と考えるように促すことが大切です。
「野球選手になりたい」「テストの成績を上げたい」「もっと体力をつけたい」など。
それが明確になると、毎日の行動が「なりたい自分」につながっていることに気づきやすくなります。

◎小さな行動から始める
 習慣化は、一気に全部完璧にやろうとせず、ちょっとずつでOKです。
まずは、「今日は歯磨きをちゃんと1分やってみよう」とか「夜10時にはスマホを置いてみよう」など、小さな一歩から始めます。
少しずつやっていくうちに、気づけば習慣になっています。

◎目に見える形で進捗を確認する
 どれだけ続けられたか、ちゃんとできたかを、
カレンダーやノートに記録していきましょう。
できたこと日記もよいかも!
「今日はしっかり歯磨きできた!」「寝る時間を15分早められた!」
といった小さな達成を毎日積み重ねると、習慣化しやすくなります。

 
生活習慣は、ただの「やらなきゃいけないこと」ではなく、
「なりたい未来」を手に入れるための大事なステップです。
養護教諭として、この視点を子どもたちに伝えることで、
彼らが自らの未来を考えながら生活習慣を身につけていくサポートができます。
こうした習慣づけは、子どもたちの成長にとって大きな力になるでしょう。
 

それでは、今日も素敵な1日を!

 

■LINE公式アカウントでは、
メルマガの内容をブログに再掲しお届けしています。
https://lin.ee/7ay1V0S

 

 

 

講座等の情報

■■講座等の最新情報■■

【北海道開催!脳科学に基づいた教育相談入門~子どもたちの心を開く対人支援ツールの活用法~】
https://heart-muscle-sub.my.canva.site/kyoikusoudan2024

 

【名古屋波動ワーク個人セッション申し込み開始しました】
https://www.reservestock.jp/page/event_series/108314

 

【ネヂカラ/リーフ&ブランチ&ステム会員/ほけコよみよみ会】
◎桑原の著書を著書をもとに参加者同士でアウトプットし、深い気づきを得る
https://hm-nedikara.net/support/support-1065/
 

【ハートマッスルトレーニングジムの対人支援ツール・脳科学教材の紹介サイト】
https://heart-muscle-sub.my.canva.site/


【養護教諭の仕事力を高める7日間チャレンジメール(無料)】
https://www.reservestock.jp/subscribe/277327
 

【保健室コーチング無料メール講座】
https://www.reservestock.jp/subscribe/250872
 

【保健室コーチング漫画(立志編)ダウンロードできます!】
https://heart-muscle.com/wp/wp-content/uploads/hoken-coach-vol.1.pdf
 

【桑原朱美 公式youtube】
https://www.youtube.com/channel/UCeRjASykbzzuUMhfUjfFDHw