(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。
今日のテーマは
「教師としてのセンスを科学的に考察すると?」です。
センスという言葉をきいて、何が浮かびますか?
洋服のセンスとか、色のセンスとか・・・
桑原は、決してファッションセンスが良いわけではありません
イラストを描くのは好きですが、色塗りになるとうーんと頭を抱えてしまいます。
センスが良いと思っていないので、
雑誌で乗っているものをまずは真似てみて・・・
まずは教科書通りになんてやってしまうことがあります。
今日は、対人支援や人とのかかわり、教師としてのセンスについて
書いていきたいと思います。
■センスって何?
センスという言葉は、対人支援のセンスまで、
この言葉はさまざまな分野で使われますが、
具体的にどんな力を指しているのでしょう?
センスは一見すると、先天的な才能や直感のように思われがちですが
(もちろんそれもあります)
実は科学的にも説明できる要素が含まれています。
センスとは、知識や経験を基に、適切な判断や行動をとる能力のことです。
この能力は、単に知識を詰め込むだけでは得られません。
科学的に見ると、センスとは
脳が多くの情報を瞬時に処理し、適切な反応を導き出す能力のことを指します。
つまり、センスとは、
その場その場で最適な判断や対応ができる「感覚的な能力」です。
これは、経験や知識を土台にして培われるもので、
直感やひらめきとも関連があります。
このプロセスは、
無意識的に行われることが多く、短期間で学べるものではありません。
■センスがない人って?
センスがないと言ってしまうととても厳しいですが
まだ、十分に育っていないということでとらえて、読み進めてください。
対人支援や教育のセンスがないとされる人は、
周囲の観察ができず、人の気持ちを読み取る力が欠けていることが多いようです。
例えば、教師や講師としてのセンスがない人は、
型通りのやり取りしかできず、柔軟性が育っていないという傾向があります。
以前、とある講座をしていて、受講生さんからの質問から
評価のことばやアイメッセージの話になりました。
すると、アシスタントの一人が、
「その言葉も、評価です!」といきなり立ち上がって
声を出しました。
(いや、今のやりとりの本質はそこではないでしょ)と思ったのですが、
流れを止めたくないのでだまっていました。
知識優先で、流れが読めないと、こういうことをしてしまうのです。
悪気はないのだと思います。
場を読む、物事の本質をとらえる力がまだまだ未発達なので、
自分が学んだ断片的な知識が優先されたのでしょう。
こうした傾向があると、相手の反応や状況に応じて適切な対応に影響します。
場が読めない、今、何が必要かをとらえる感覚が育っていないと
教育の成果も不十分となります。
教育や講座、対人支援の現場でセンスが重要視されるのは、
これらの分野では型通りの対応が通用しない場面が多いからです。
目の前の人が何を感じ、何を求めているのかを瞬時に理解し、
適切な言葉や行動で応じることが求められるのです。
■つい間違えてしまうこと
人間は、思ったような結果や評価が得られないと、焦ってしまいます。
それを埋めるため、さらに知識や技術を詰め込もうとする人がいます。
最近、私の師匠山崎氏からNLPを学び始めたある方から
「私は、あなたより最新のNLPを学んでいます」
と言われたことがあります。
この方は、いろいろなことを学んでいる方ですが、
正直、対人支援のセンスも、研修講師としてのセンスも
まだまだ未熟だなぁと感じていました。
『実践』の意味も間違えてとらえているし・・・・
そんな時に、この言葉。
『いやいや、大切なのはそこじゃないよ』
と言いたかったのですが、やめました。
本人が、この考え方こそが、自分の成長を止めていることに気づかないうちは、
何を言っても無駄だと思ったからです。
本当のセンスは、知識や技術をどう使うか、
つまり「何を学ぶか」よりも「どのように学ぶか」
「学んだことを何度も何度も試行錯誤すること」で育ちます。
コツコツと「無意識的有能」になるまでやり続けることが大切なのです。
持って生まれた天才的なセンスを持つ人は、どの分野にもいます。
しかし、私たちのような一般人は、
地道で泥臭い努力を積み重ねることが一番の近道なのです。
■センスを磨くための地道な努力
センスとは一朝一夕で身につくものではなく、
多くの失敗を通じて培われるものです。
センスがないと感じる人が努力の方向性を間違えるのは、
知識やノウハウを詰め込むことに焦点を当てすぎているからです。
では、センスを磨くためには具体的に何が必要なのでしょうか?
まず、試行錯誤を恐れないことが大切です。
失敗は成功の母と言われるように、失敗こそがセンスを磨く最大の要因です。
失敗を丁寧に検証し、そこから学びを得ることで、センスは徐々に磨かれていきます。
また、他人の意見やフィードバックに積極的に耳を傾けることも重要です。
自分では気づかない盲点を他者が指摘してくれることで、新たな視点が得られ、
それがセンスの向上につながります。
そして、五感をフル活用し、感覚を鍛えることです。
センスを磨くためには、継続的な学びと自己反省が不可欠です。
知識や技術を学ぶことはもちろん大切ですが、それをどう使いこなすかを常に考え、
実践し続けることがセンスを磨く鍵となります。
センスを磨くことは、地道で時間のかかるプロセスですが、
その先にあるのは、より豊かな人間関係や効果的な教育・支援です。
地道に努力することを、楽しみましょう。
私たちには限りない可能性があるのですから。
そして、その先には、未来を生きる子どもたちがいるのですから!
それでは、今日も、素敵な1日を!
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