夏休み前のこの時期は特に
高校や大学での講演、講義が多くなります。
 
10年以上、多くの学校で講演してきた経験から
「2つの大事なこと」を、
昨日、改めて感じました。
 
昨日、行った北九州市の高校です。
 
 

 

私の講演の前に、多くは、
学校の先生からの号令や挨拶があります。
 
「今日は各地で講演をされている中村先生に来てもらって
話をしてもらいます。
皆さんの参考になることをいろいろ言われると思うので
しっかりと聞いて、この後の進路を考えるヒントに役立ててください」
 
生徒さんの顔が私の方に集まります。
ニコッと笑顔で、お辞儀をしました。

そして前に出て、自己紹介。
良い感じでスタートです。
 
 
 
ただ、こういう学校もあります。
もう一つのパターンは、
 
 
「今日は君らの役に立つような話をしてくれる。
しっかりと聞くように!
ほらっ、そこっ!今言ったばかりなのに、話をするなっ!
列がまた乱れとるっ!なおさんかっ。
今、上靴は触るなっ!
・・・・・・」
 
 
いろんな学校があります。
 
子どもは、大人の期待通り、扱った通りに行動します。
 
 
前者は、一人の人として生徒と向き合っています。
もちろん、先生として指導者としての立場はあるけれど、
それ以前に人として向き合うことで
自分たちで考えて行動しようとする。
 
 
後者はどうでしょう?
 
彼らは、いつも注意ばかりを受けることで
その言葉に慣れてしまい、
言われたところだけ面倒くさそうに直す。
 
 
私たち大人が子どもたちをどう扱うか、
言葉一つにしても投げかける言葉の通りに
子どもは育つとしたら、
 
子どもを子ども扱いしないで
1人の人として扱うことで、
本人の中に考えるきっかけを与えることになるのではないでしょうか?
 
 
2つ目の大事なこと
 
もう一度、先ほどの写真を見てください。
 
image
 
写真の後ろに座っているのは生徒ではなく先生です。
生徒のすぐ近くで聞いています。
 
 
先生方の話を「聴く」姿勢です。
これを生徒たちは感じ取っています。
 
 
 
 
多くの学校では体育館の後ろの方で
オブザーブのように一応聞いている。
 
 
こちらの高校では、先生も生徒と一緒になって
真剣に頷いて聞いてくれていました。

 

 
 
教育のプロ中のプロの先生が、
この人の話は聞く、
この人の話は関係なさそうだから聞かない
 
そんな気持ちでいたとしたら、
そのまま生徒さんに伝わってしまう。
 
 
もちろん、体育館の後ろの方で真剣に聞いてらっしゃる方もいます。
が、生徒のそばで、相槌をうったり、
頷いたりして聞く先生の姿こそ
大切ではないかと感じます。
 
 
日本ほめる達人協会の理事長の西村貴好さんは、
プレゼンなど講師の発表の時に最後列に座って
誰よりもはっきりと、「ほぉー、へぇー、ほぉー」と
声をよく出されます。
 
話を聞いている私の中で、ここは重要だ!と
再確認できます。
 
 
話の聴き方ひとつで、
周りに与える影響が異なってきます。
 
 
2つの大事なこと
 
1)子どもはこちらが扱った通りの期待に応える
 
2)話の聴き方で、周りにパワーを伝えらえる
 
 
司会進行をされた先生が、講演後に生徒さんたちへの言葉の中で
こう言われました。
 
「前半の劇団の人の話、そして今の中村先生の話。
みんなすごくしっかり聞いていました。」
 
しっかり褒めていました。
 
そして、
「では、中村先生にお礼の『全力の拍手』をしましょう」と
講演の中の1コマを取り上げて、
みんなの気づきをさらにパワーアップ。
 
すばらしいです!
私もニコニコで丁寧にお辞儀を返しました。
 
生徒さんが見て
「わぁ、お辞儀が奇麗だなあ」と、
ちょっとした気づきになるように・・。
 
 
 
この素晴らしい高校は北九州市の黒崎駅から
車で10分ほどのところにある、
 
『仰星学園高校』さんです

 
 
生徒たちの笑顔と真剣なまなざしを振り返りながら
帰路につきました。
 
 来週の高校講演は鹿児島の指宿の高校です。