改めて、九試単戦と七試艦戦 | ファインモールド・毎日書かない業務日報
2018年07月05日(木) 19時48分30秒

改めて、九試単戦と七試艦戦

テーマ:ブログ

生産担当です。

 

先日当記事をUPしたものの、ちゃんとUP出来なかったようで改めて再UPしました。

 

まずお知らせです。先週末2018年7月6日に

1/72 FP33 「九試単座戦闘機 改修型」の出荷を行いました。販売店様には明日頃から順次着荷すると思います。

 

さて、改めて九試単座戦闘機、すなわち九試単戦。

 

同機については海軍も艦上戦闘機仕様の厳しい仕様を要求せず、また堀越技師は前作の七試艦戦(七試艦上戦闘機)不採用の経験から改善を重ねて高性能の戦闘機開発を目指したものです。

 

七試艦戦の反省から空気抵抗と重量の減少を目指し、機体を細くスマートな流線型でまとめました。

 

エンジンは、七試艦戦の三菱製A-4(空冷星形14気筒エンジン、後の金星エンジンに発展)から、九試単戦においては海軍からの要求搭載量も少なかったために大馬力は必要無しとし、中島の寿5型エンジンを選択しています。

 

九試単戦では空気抵抗を減らすため胴体も細くまとめられ、後に海軍に採用された九六式一号艦戦でも搭乗員の幅より一回り太い細身の印象でした。空気抵抗減少の努力の甲斐あって、九試単戦は海軍航空廠の小林少佐のテスト飛行により高度3200mで243ノット(450km)もの高速を発揮し、海軍関係者を喜ばせる好成績をあげました。試作1号機は更に機体の性能をあげるべく改修がなされました。

 

 

それに対して七試艦戦。

子供の頃、零戦の本に出ていた七試艦戦の写真を見て機体や脚のスパッツがズングリと太く、なんともかっこ悪い印象でした。

長じて見れば、七試艦戦のスタイルはボーイングP26戦闘機等と同様の流れであり、装備したA-4発動機は九三式陸攻にも搭載された当時としては大馬力エンジンでした。

七試艦戦は堀越技師の目指した方向性の一つを示しており、特徴のある形も興味深く思います。

七試艦戦の経験を経て、九試単戦は九六式艦上戦闘機へと発展し、そこで培った技術はさらに零式艦上戦闘機へと繋がっていきます。

 

出荷間近の1/72スケールの九試単座戦闘機 改修型は小粒ですが、存在感ありますよー。お楽しみくださいませ。

 

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