下記駄文は、由羅の脳内で発生した妄想文です
実際の人物、団体等、関係ありません。
念のため。



『薬指』

久しぶりに会った君は、付き合っていた頃と何もかわっていなかった。
優しい笑顔と優しい声。

大好きだった。コントロールなんて、できないほど。


いい別れ方をしなかったね。僕は、酷いことを言って、君を傷つけた。

正直に言えばよかったんだ。
大好きなんだって
君じゃなきゃダメなんだって。
幼い僕は、自分のプライドの為だけに、君を傷つけた。
どれだけ大切にされていたのかさえ、わからずに。


あの日会った君は、あの頃とかわらぬ笑顔を向けてくれた。

君の、その残酷な優しさも好きだったんだと、今頃、思うよ。


君の左手に光る指輪。
なんだか、寂しい気持ちで見ていたよ。
でも、自分のことのように嬉しくもあったんだ。


大好きだった君に。

おめでとう

ありがとう
を。

‐fin‐