日本軍「慰安婦メモリアルデー」

2024年8月14日、

Wam(女たちの戦争と平和資料館)

がある

AVACOチャペル

(早稲田大学近くのキリスト教施設

早稲田奉仕園内)で、

「和解という暴力」というシンポジウムがあります。

14時から17時、

参加費千円、

予約制先着順、

電話での受付も可能。

 

在日コリアン一世のおばあさんたちの

ドキュメンタリー

映画「アリアンラプソディ」は

月曜日から金曜日まで

名古屋駅西口商店街の

シネマスコーレにて

昼12時10分から上映中。

ウーマン村本のドキュメンタリー

映画「アイアムコメディアン」は

月曜から金曜まで

名古屋・栄・矢場町パルコ内

センチュリーシネマにて

16時20分から上映中です。

 

平凡社から出版された朴裕河氏の

「和解のためにーー教科書・慰安婦・靖国・独島」が

大佛次郎論壇賞を受賞しました。

彼女は「帝国の慰安婦」の

著者でありますが、

彼女は歴史学者ではなく、

文学者です。

「帝国の慰安婦」は、

歴史研究者による綿密な検証がなされ、

すでに歴史学の文献としては

扱えないことが

明らかになっています。

それでもなお、

著名な知識人や全国紙が

彼女の発言を

重んじるのは

なぜなのでしょうか?

 

「和解」は、なぜ

心地よく響くのか?

「和解」を称揚し、

拡散する言論空間は、

日本社会にどのような

影響を与えているのか?

そもそも、

誰のための「和解」なのか?

 

この課題を指摘し続けてきた

徐京植さんの論文から、

シンポジウムのタイトルを借用しました。

 

登壇者は、

東京経済大学教員の早尾貴紀さん

「和解論の欲望、

日本人リベラリストはどこで

つまずいたのか」

岩手大学教員の古橋綾さん

「フェミニスト視点から

和解論を考える」

 

古橋さんの翻訳・著書がすごい。

「記憶で書き直す歴史ー

『慰安婦サバイバーの語りを聞く」

岩波書店2020年、

「歴史否定とポスト真実の時代

ー日韓合作の『反日種族主義』

現象」大月書店、2020年、

「道ひとつ越えたら崖っぷちー

性売買という搾取から生き延びた

性売買経験当事者の手記」アジュマ、2022年、

・・・

「行き過ぎた正義」が

問題視されてはいますが、

「行き過ぎた和解」

も問題のはずですね。

 

「正義」というものが

うさんくさく思えるように、

「和解」というものにも

用心しないといけません。

特に、

「慰安婦」「徴用工」被害の

当事者が和解を望んでいなのに、

政府とか、

政治家がどんどん先に進めていまう。

「外交」「政治」から見れば、

「被害者」というものは

めんどくさいものです。

航空機事故とか、

公害訴訟、

薬害訴訟等、

いかに「被告」「加害者側」が

被害者に圧力をかけ、

洗脳し、

時には恫喝や暴力も使って

きたかという事実を見れば、

「和解」のうさんくささが

判明します。

 

映画「シーセッド」でも描かれた、

性犯罪・強姦被害者との

「和解交渉」

「示談」がたいてい

被害者を

傷つけていることを

知れば、

「和解」の

うさん臭さも

理解できると

いうものですね。