北にて歌う2024 ~その4 ピアノ狂想曲 岩田摩尼(太郎と花子) シューベルトも呆れるだろう目が冴える誤打連発の吾(あ)の子守唄 ゛正゛の字で埋め尽くされたメモ紙が夢に近づく秋の朝練 整えたはずの音色は張り詰めて突如暴れる講師の前で 一音でジャズっぽくなる心地して゛シ゛のフラットを弾くたびはしゃぐ 湯上りのビールみたいにグッとくるレッスン帰りのコーヒーシェイク 瞬きも惜しくて口も開けたまま観てた指先五条院凌の 相応してパフォーマンスを夢見てる淡いピンクの妖精ワンピ