今朝、高校野球の記事で呆れるような記事を見つけた。
暑さの中頑張った子供たちが熱中症で倒れたという内容の記事だ。
その記事の内容は
顧問の「試合で倒れるなんて初めてです。何をやっているのか」とあきれ顔
とか
高野連の「ちょうど期末試験が終わり、体が慣れていないんじゃないかな。
対策を考えないと。毎日これでは困る」
と同時に、こういう書き方をする記者。
3人に共通するのは自己都合で語っている点。
もしかしたら顧問は散々注意したのにしっかり対策しない子供たちに
呆れているのかもしれない。
高野連としても事前に注意喚起を促して強く要請したのかもしれない。
でもね、伝わってない。
そして記者も高野連側や教師側で語っている。
これはね、子供たちが主語じゃない。
本来なら「選手たちに注意を強く促したのですが、自分の管理が甘かった」
「各学校に対策を練る様に要請したのだが、もっと強く言うべきだ」
記事としても例年以上の暑さにより注意と対策が必要だ。
というような未来の子供たちを考えた発言、記事構成になるべきだ。
どう考えても子供の事よりも自分たちの事を優先している。
僕はこういう記事を見るたびに憤りを隠せない。
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僕が大学の時にある学校で陸上を教えていた時、
生徒の1人が肉離れを起こしてしまった。
走れる状態じゃないのに大会の7連覇がかかっているから
ということで走らせた教員がいた。
もちろんその生徒は競技を続けていない。
自分の名声の為に子供の心を犠牲にした。
あってはならないこと。
もう一度言う。
子供は大人の道具じゃない。
彼らの人生は彼らのもの。