偽作 シンデレラ 1 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい



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「 ここが 連中のアジトね 」


「 今日こそ とっ捕まえてやる ! 」


「 用意は いい ? さぁ 踏み込むわよ ! 」


「 O K ! パーティの始まりだ ! 」


「 3, 2, 1 、 ゴー! 」


「 動くな ! 逮捕する ! 」






「 あっ ! 」


「 しまった! もぬけの殻 誰もいない ! 」


「 しくじった! 一足遅かったようだわ 」


「 また 逃げられてしまったかぁ 、、、

  いつも もう一歩のところで 、、、 」


「 逃げ足の早い連中ね  」


「 連中 気付いたんだろうか ? 」


「 どうかしら ? 新しい獲物を 見つけたのかも 」


「 また 被害者が 出るかも知れない と 、、 」


「 それは なんとしても 阻止したいわね 」


「 もう 国外に出てしまっていると また一からやり直しか 、、、 」









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  とある国の 王子様は そろそろ 結婚適齢期になっていました


「 王子よ もうそろ妃を 娶っては どうかのぅ ? 」 


「 父上 僕は まだ その気がありません 」


「 あなた 舞踏会を開いては いかがですか ? 」


  王妃が 言いました


「 それは良い考えだ ワシも 眼の保養になるなぁ 

  ピッチピチの お姉ちゃんたちは たまらんからのぅ 」


「 まぁ 貴方 なんて下品な ヒヒジジイぶりだこと 」


「 まぁ その道は 幾つになってもなぁ うひひひ ♪ 」


「 母上 僕は 踊りが苦手ですよ ~ 」


「 それは 問題じゃないわ

  私は 政略的婚姻は 好きではありません

  私も こんなヒヒジジイに 嫁ぎたくはありませんでしたからネ! 」


 
「 王妃よ それはないだろうて 」


「 あなたは 王冠を外せば ただのケダモノと変りないわ 

  王子には 素敵な伴侶を 娶って欲しいのですよ 」


「 あぁぁ 不仲の両親を持つ僕は 不幸だ ~! 」


「 世間は広いのです 良い娘が いるかもしれないでしょう 

  王室主催の 仮面舞踏会を 開きましょう 」


「 母上 なぜ  ” 仮面 ”  舞踏会なのですか ? 」


「 昔から 決まってるの !

  そこ突っ込まない 大人の事情ってやつよ

  王子は そんな事 いちいち 気にしなくていいの ! 」


「 でも ワシ 若いおねえちゃんの 可愛い顔 いっぱい見たいなぁ ~ 」


「 あなたは 黙ってなさい この ドスケベ親父 ! 」


「 でもなぁ こんな おばさんの顔だけじゃぁ 見飽きてしまって 、、、 」


< ✩ ボ コ ッ ! >


「 あぁぁ! 王妃よ グーで 顔面は やめて ~ 

  これでも 王様なんだから ~~ 」


<  ド ス ン  ! >


「 ぐぇえええ ! ボディも やめて ~~~! 

  暴力反対 ~

  おまけに ねじり込むような 

  コークスクリューパンチだし ~ 」


  
       続 く