「 犯人は あなたです ! 」
「 そんな馬鹿な ! そこの お嬢さん
いや刑事さんか ?
僕にはアリバイが あるんだぜ 」
「 お前さんには 殺人の動機があるようですな ! 」
「 ほう あんたは お嬢さんの上司かい それで ? 」
「 長年にわたり 彼らに
いじめられていた事実がありますねぇ、
それは 衆人が知る所でもあるのですよ 」
「 たしかに 過去に いじめを受けていたが
それは 遠い過去の事だ
しかし 殺人犯行推定時刻に
僕は 現場に居るはずがない
なぜならば 家族で
海外に 旅行に出かけていたのだからねぇ
たとえ プライベートジェットを使ったとしても
犯行時間に 犯行現場にいるのは 不可能じゃないのかな 」
「 ふふふ 距離は 問題にならないでしょうなぁ 」
「 なにぃ ? 」
「 しらばくれては いけませんなぁ
お前さんの 傍らにいる その猫は なにかな 」
「 うっ 、、、、、、 」
「 その 耳のない ニ等身の 青い猫 」
「 ぐっ ! 」
「 その猫が持つ 空間を瞬間移動する 扉
それこそが ふたりの被害者の
殺害を可能にした 長距離移動手段に 他ならない ! 」
「 くそ ! バレちゃぁ しょうがない !
あれを 出してくれ
何処かに 高飛びするんだ ! 」
「 しょうがないなぁ
いつもいつも 君は
じゃぁ 出すよ
0こでもドX ~! 」
「 うっ ! ドアが開かないぞ どうしたんだ ! 」
「 残念だが その機能は 使えませんよ ! 」
「 なぜだ ? 」
「 我々は タイムパトロールだ
空間移動装置の 妨害システムを 作動させている
その ネコ型ロボット ともども
時間法違反 および
ジxイアンこと 剛☒武氏と
骨川Zネ夫氏の 殺人容疑で 逮捕する ! 」
「 しっ しまったぁ ~! ただの警察じゃぁ なかったのか ! 」
「 お前たちは やりすぎたんだ 監視下にあったが、
今までは 微罪なので 見逃していたのだ 」
「 あなたは 積年の恨みを抱え 拭い去ることが出来ず
大人になってから 晴らしたのね
なんて 哀れな人なのでしょう 、、、」
「 あぁ そうさ あの ふたりに
ボクが どれだけ 苦しめられて来たか
お嬢さんは 知らないだろう ? 」
「 だからと言って 殺人は 許されることではないわ ! 」
「 そうだ この時代で その猫型ロボットが関与し、
君が 殺人を犯したことにより
君から見れば 未来にあたる歴史を 改ざんした事となる
その時点で 歴史が分岐し、パラレルワールドが発生した、
タイムパラドックスの 収束も難しいだろう、
これは重大犯罪だ 許すわけにはいかない
未来の 君の子孫の セワX も
関係者として 身柄を拘束してある。
もう お前たちも 年貢の納め時だな 」
「 チキショウ ~! 21世紀なら
まだまだ バレないと思ったのにぃ 」
「 タイムパトロール機構は
あらゆる時代に 係官を派遣している。
その時代の人間にも エージェントとして
協力してもらっているのだ この女性も その一人なのだ 」
「 それは知らなかったぜ うかつだったよ
壁に耳あり 障子に目あり
綺麗な お嬢さんにも
気をつけなきゃいけなかったんだな 」
「 ところで あなた 私に 見覚えは無いかしら ? 」
「 なんだって ? 」
「 もう 忘れてしまったかしら ? 」
「 あいにく そんな べっぴんさんに
知り合いは いないなぁ 」
「 そうですか 、、、
覚えていないんですね
悲しい再会ですね
私は ジxイ子 です !
おひさしぶり
φび太さん ドラXもん 、、、、 」
車のテレビCMの ジxイ子を見た φび太くんの ある日の 悪夢でした。