「契約の箱」はアカシヤ材で作られ、長さ約11m、幅約66cm、高さ約66cmで、 純金を内外にかぶせ、持ち運びができるよう左右に2個ずつ金の環を取り付け、 金で覆った担ぎ棒を差し込んだものでした。 この箱には十戒を書き記した2枚の石の板が収められました。 後にアロンの杖とマナのつぼも入れられたようです。
この「契約の箱」に、純金の「贖いのふた」がかぶせられました。 そこには金を鍛造して作ったふたりの翼を上の方に伸べ広げたケルブという天使を模した像が 向かい合わせで取り付けられました。 このケルビムの間から神様はモーセに語りかけられました (出エジプト25:10~22、37:1~9)。
「契約の箱」は、持ち運べるよう母材はアカシヤ材という 硬いシナイ半島にある木が使用されましたが、 全面金で覆われたまばゆいばかりのものであったでしょう。 金は神様の栄光を表していました。
