1、食糧危機は肥料危機につながり

2、肥料危機は

3、天然ガスや石油の化石エネルギー危機につながる。

 

この3の部分をレスターブラウンがわかりやすくまとめているので

メモをしておこう。

 

世界の食糧危機:

食糧危機に解決は肥料を生産する必要がある。肥料生産にはエネルギーが必要。

https://www.es-inc.jp/library/lester/2009/libles_id003196.html

レスター・R・ブラウン

このように石油生産量が頭打ちになるという見通しは、世界の食料安全保障に直接的な影響をもたらす。なぜなら、現代の農業は化石燃料の使用に大きく依存しているからだ。

たいていのトラクターはガソリンやディーゼル燃料を使用するし、灌漑用のポンプはディーゼル燃料や天然ガス、石炭火力発電による電力を利用する。また、肥料の生産にもエネルギーは大量に使われる。窒素肥料を構成する基本的なアンモニア成分の合成には天然ガスが使われるし、リンやカリウムの採掘、製造、輸出入はすべて石油に依存している。

穀物には、植物の基本栄養素である窒素、リン、カリウムが大量に含まれている。

不耕起栽培

食料システムで膨大なエネルギーを使うのは、農場のトラクターではなく、台所の冷蔵庫なのだ。食料システムの生産側の主役が石油だとすれば、消費側の主役は電力である。