ひっでぇ… | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

中国版TikTokで、中国雑貨大手の名創優品が

ちいかわの主要3キャラをえげつない呼称で紹介した。

 

ちいかわ

ハチワレ

うさぎ

をそれぞれ、

 

「知的障害の泣き虫ネズミ」

「青ズボン頭の猫」

「奇声を上げるウサギ」

 

と紹介し、その後非難をうけ謝罪、撤回。

担当者は解雇になったという。

 

謝罪から解雇って、中国にしては珍しい対応ね。

 

中国でも韓国でも、かなり人気が上がりつつある。

ちいかわショップでも、私の前に並んでた韓国人

カップル、ガチファンだった。

持ち物のほとんどがちいかわだったから(笑)

今回の対応は、これで作者その他を怒らせて

販売出来なくなったらマズイとでも思ったかも

しれない。

 

確かに、この中で普通に喋るのはハチワレちゃんだけ。

ウサギはいつも叫んでるし、ちいかわちゃんは

うあうあ言いながらすぐ泣く(笑)

 

中国人の感覚だと、日本語の微妙なニュアンスは

伝わらないからこんな捉え方になるのかなあと

ヒドイと思いながらもちょっとうなずいたのだった。

 

この漫画は情報量が少ないように見えて、実は

めちゃめちゃ内容が深い。いちいち刺さる。

その「刺さる」部分を中国語には…難しそう。

 

作者のナガノさんはこの件、どんな風に思ってるかな。

ひょっとしたら面白がってるかもしれない(笑)

 

最近はセサミストリートにも自閉症の女の子が

いる時代で、何にでも多様性が盛り込まれる。

やりすぎると逆に不自然だと思わないでもないが、

もしかしたら「ちいかわ」もそっち系かと思ったか

思わなかったか。

 

だとしても無理にぶっこまなくていいよ。

自然に、普通の泣き虫でちょっと引っ込み思案な

ちいかわちゃんと、お利口なハチワレちゃんと

要領のいいウサギ、でいいでしょうよ(笑)

 

因みに、中国語は「智障愛哭鼠」と書く。

 

知的障害の泣き虫ネズミ、ってさあ…

和訳センスも酷い気がする。直訳なんだろうけど。

 

だからネット上でドッカンドッカン炎上中。

色んな意見が読めて面白いけどね。

言葉を冷静に見るとまあその捉え方もあり。

ただこれをギャハハその通り!と笑う人は

知的レベルが低い気がする。

 

日本語訳のニュアンスなんだよな。

「知的障害」も「泣き虫」も「ネズミ」も

ネガティブな言葉として捉えがちだから。

この3つが集合すると「ひっでぇ…」となる。

なかなかのパワーワードだね。

 

ただどれも普通の言葉。

性質だったり名称だったり。

何も悪い言葉なんかじゃない。

 

めっちゃもらい事故だけど、

やっぱナガノ先生どう思ってるか知りたい(笑)