京産大 VS 大体大
京都快晴です。弾丸日帰りで、、
ここまで行きました。
今期の関西リーグ初の観戦。
8月に菅平に観戦に行ったとき、、正直入れ替え戦も
覚悟しました。それぐらい攻め手も強みもないチームに感じました。
昨年は3位で選手権でも2勝したけど、、
今期は正直、、大丈夫かな??と思ってました。
開幕戦の摂南に勝利して、先日の近大にも勝って、、
それこそ入れ替え戦回避は決定的になり、次の大体大に
勝てば選手権出場の可能性は大。
今年の関西リーグは4強(同志社、関学、天理、立命)と
4弱(京産、近大、大体大、摂南)に別れると戦前から
言われてました。
だからこそ、まずはこの3チームに勝つことが、、
京産としては必須でした。
その、、大体大戦が、、今日なのです。
試合前の大体大の選手のでかさと、京産の選手の小ささを見て
正直、FW戦は厳しいと感じました。結構な心配の中、
試合はじまりました。
試合の入りは良かったものの、小さなノッコンで京産ゴール前に
釘付けになりました。大体大もFWの圧力で縦に突進するものの
京産のFWの低く前に行くタックルで、突破できません。
結果的にここで得点を許さなかったのが、大きかった思います。
ここで、しのぐと流れは一気に京産に傾きます。梁の冷静な判断で
キックとパスを使い分け、森田のトリッキーな動きで一気に大体大陣内へ。
22mの外側からモールを25m以上押し、一気にゴール前に
相手のアドバンをもらった状態で、SO金からキックパスで坂本がキャッチしてトライ。
トライをとっても京産の攻撃は止まらない。
FWの縦突進と、モールとで、、前へ前へと進んでいく。
左サイドをSO金が抜けだし落ち着いて坂本へパスをしてトライ。
今度は相手の反則を誘い、森田が
PG成功。
この後、モールでトライを取られたものの、、
前半終了前に、PGを決めて、前半18-7でリード。
大体大は前半に主将の福本君が負傷交代、
リードオフマン不在で厳しい状態。
前半を振り返り小さなFWが大健闘というか互角以上。
特に一列の2回生の絹川。対面は高校の2年先輩の
関西リーグ屈指の3番伊尾木君(125kg)。
その重圧に負けない低さと強さ。1対1の押しでも
伊尾木君を上回る強さ、、末恐ろしい絹川。
大体大のスクラムにもパックの強さで全く崩れない。
夏合宿以降に相当スクラムを組んでいるなと、感じました。
後半は、ほとんど大体大陣内での試合が進みました。
いきなり、ノーホイッスルで山本の突破で浅岡が繋ぎ、
森川から大外の坂本へロングパスが決まり、トライ。
この日の京都は25度を超え、真夏日の暑さも加え、
前半からキックを使ってグラウンドを大きく使ったせいか、
大体大のFWはバテバテで、タックルもどんどん甘くなる。
森田くんが相手をあざ笑うかのような曲芸的なフェイントで
相手を翻弄、、。いやーー、スペースがあるところでは同志社の
松井君が関西リーグでは圧倒的だが、スペースのないと所で
スペースを作って抜いていくのは森田がダントツです。
スクラムも相手5mの反則から、強気に選択をして、、
崩れたところを、高田がトライ、、。
更には、相手10mのスクラムから下良が機関車のような
突進でトライ。ウィングには戻れないくらい体が大きくなっています。
その後失トライをしたものの、中島のクレバーなジャッカルから
またも坂本がトライ。
最後は、5mライアンアウトからモールを押し込み、、
崩れたところを高田がトライ、、。
残り2分で余計なトライを取られましたが、結果51-19で
圧勝でした。僅差になるかと思ってましたが、圧勝でした。
勝利のポイントはいくつかありますが、
1つはセットプレーで勝っていたこと。
スクラムも優性、ラインアウトは安定、相手ボールも競り勝ち、
本当にセットプレーが勝ってました。
もう1つは、1対1の接点で勝っていたこと。特にディフェンスは低く
相手ボールを殺し、アタックは倒れない。今日の京産の選手は
本当に倒れなかった。体幹が強いのか足腰が強いのか、、
正直解らないですが、タックルされても前に前に出る姿勢と踏ん張りが
素晴らしい、、。とにかく、ひたむきで好感が持てます。
また、今年は楽平君という絶対エースが抜けた分、みんなで
トライを取るという意識がすごくある。特に、BKは無理をせず、
両ウィングで余らせて取る、、という感じです。
4トライの坂本君はポジショニングも、ボールももらい方も
スピードもあり、いつもトライを取る場所にいて
シンプルにトライを取るといった感じです。
いやーーー強いというか、いいチームです。
山下、三原の穴をみんなで十分すぎるくらい埋めています。
あえて、厳しいところを言うとすれば、金君のキックが本当にいいが、
その分、ノータッチも多く、FWが辛そうだった、、。今日は結果的に
ノータッチが相手のFWを走らせることになって良かったですが、
これから当たるチームのBKは一気にカウンターにもって来られるので
確実に切るところは切ってほしい。
それと、もうひとつ、、前半からFWが相手陣に入って、いいタイミング
ハーフからもらい突進するのですが、ノッコンが4つほどあった。
そのうち2つほど、一気にカウンターで大ピンチ。
今年は、李君が目立たないくらいFWがみんな縦突進するが、
その分エラーも多い、。マイボールをしっかりとキープし繋いでほしいです。
来週の天理戦、、勝てばおもしろいですよ、、。
うん、、勝つと思います。
ところで、試合前に観客席からじっと練習を見ている河野翼君がいました。
いい眼をしていましたね。
本来は、グラウンドに立っていてほしい選手です。
菅平で見た時は、小さい体ながら勝ち気で声をだし、アグレッシブに
攻めていました。期待しています。頑張れ、、。