敵のガンダムから通信が入る

「そのゲシュペンスト、ナハト少尉ですね」

「なっ、キラ!生きていたのか!」

「・・・少尉を討ちたくありません、退いていただけませんか?」

「断る、ついでに俺は今中尉だ」

「このフリーダムは、ストライクとは違いますよ・・・!」

高速移動しながらライフルを撃ちまくってくる。
「速い!伊達じゃない!」
しかも火力も高いと来る。

肩から撃たれるプラズマビームなんか、食らったら、イチコロだ。

しかし奇怪だ
此だけの高機動と高火力
両立出来るはずがない

それこそ無限のエネルギーが無ければ。

例えば核のような・・・

「核動力!?その機体、まさかニュートロンジャマーキャンセラーを!?」


大戦勃発時期、ザフトが地球に多数散布した物質、ニュートロンジャマー。

これによって、核エネルギーは地上では使えない

ニュートロンジャマーキャンセラーとは、それを無視できる代物だ。

そんな技術は連合には無い
つまり

あの機体、フリーダムはザフト製の可能性が高い

「だが、ゲシュペンストは負けない!」

核動力だと言うことは、半永久的に戦える。

長期戦は不利だ。

なら接近戦で仕留める!

「シシオウブレード!」

「そんなもの!でやぁぁ!」

刀とビームサーベルがぶつかる。
通常なら刀が一方的にバッサリだが、シシオウブレードにはビームコートをしてある。
テスラ研に感謝

その時、フリーダムの腰の砲頭がこちらを向いた!

「!!」

至近距離でレールガンが放たれた!

レールガンは頭を掠めた
間一髪かわせたようだ

「キラ!」
「アスラン!」
「何ッ!?」
何か高速の物体がゲシュペンストを直撃した。

「ぐぁぁっ!」
思いきり吹き飛ばされ、地表すれすれで受け身をとる。

どうやらぶつかったのはもう一機の赤いガンダムの背中のリフターらしい
「アスラン、行こう!」
「判っている、キラ!」

あのもう一機のガンダムのパイロットはザフトの赤服の坊主だ。

「貴様!何故ザフトがこの戦いに介入するんだ!」
「この介入は・・・俺個人の意思だ!うぉぉぉ!」

「ナハトさん、あなたを討ちます!」

二機の新型ガンダムが襲い掛かってきた!

「ゲシュペンストを・・・なめるな!」

二機は連携がとれており、お互いの隙をカバーしている。

「以前のガンダム三機の比じゃない・・・!」

「行けえ!」
「終わりだ!」

二機が並び、全砲門が火を吹いた。

「多少の損害は気にしない!」
下より、フリーダムに肉薄する。

「ジェット・マグナム!」

「ぐぅっ!」

シールドでガードしたがお構い無し。弾き飛ばした。

「ブーストハンマー、クラッシュ!!」

素早くハンマーを飛ばし、追撃した

「くっ、PS装甲でもここまでのダメージを!」

「もらった!」
「させるか!」
キラを援護するように赤いガンダムがビームブーメランを投擲した!

「マグナムで叩き落とす!」
「やるっ!」


それから二機と交戦を続け、ゲシュペンストは左手プラズマ・ステークを破損した。
「此だけ時間が稼げれば充分だ・・・」
「何ッ!しまった、アークエンジェルが宇宙に上がる!」

ストライクダガー部隊は守備を突破、オーブを落としかけていた。

しかしアークエンジェルはマスドライバーより宇宙へ上がっていた。

「仕留める!」
「そんなこと!」
「させるかあ!」

俺はアークエンジェルに向けて突進、前からの二機の弾幕を掻い潜り、スプリットミサイルを全弾発射!

「マルチロック!」

しかし、フリーダムのマルチロックにより、ミサイルは全弾撃墜。

「畜生!」
「中尉、帰艦してくれ!マスドライバーが自爆する!」
「チッ、帰艦する!」



かくして
この戦いは半分、いや大半連合の負けで終わった

俺が帰艦したころ、オーブの司令部は大爆発を起こした。
まるでこれから起こる混沌の戦いの開戦花火の如く


それから連合軍はビクトリア基地のマスドライバーを奪還。
宇宙に揚がることに。

俺は月面のダイダロス基地に配備され、テスラ研の研究を手伝うことに。
こんな中いいのかね。


次回「決めろ究極!ゲシュペンストキック!」に続く