原子の動きを1億倍に拡大して描いた、世界一小さな動画「A Boy and His Atom」



音史のブログ-原子


 IBMの科学者チームが、新開発の「走査型トンネル顕微鏡」を使い、原子の動きを1億倍に拡大。極細の針を銅の表面に沿って操作し、原子や分子を引き寄せて緻密に動かし、「世界一小さな動画」を公開した。

この動画は、ギネス世界記録によって「世界一小さなストップモーション映画」に認定されたという。


A Boy And His Atom: The World's Smallest Movie


IBMが開発した走査型トンネル顕微鏡は、世界で初めて原子一つ一つの可視化を可能にした装置だそうで、発明者らにはノーベル賞が授与されている。重さは2トンで、マイナス268度の環境で作動し、原子の表面を1億倍以上に拡大することができるそうだ。

 こちらの映像はIBMが公開した、どのように小さな原子を移動させたかがわかるメイキング映像。


IBM Atomic Shorts: How to move an atom






<カラパイア 記事より>




 因みに、この技術が商品化されると、現在までに公開されたすべての映画を、指の爪ほどの大きさのデバイスに記憶することができるそうです。