カナダでプラスチック製の新100ドル札の流通がスタート! 見た目だけじゃなく偽造防止技術もスゴイ!




音史のブログ-加100ドル



先週、カナダで新100ドル札の流通がスタートした。その100ドル札、なんとプラスチック製である。その光沢感あふれるクールな見た目がまず目につくが、すごいのは見た目だけではないらしい! ということで、カナダ国外からも注目を浴びている新100ドル札の特徴をまとめてみた。

1.紙に比べて耐久性は2倍以上! リサイクルもできる「エコ紙幣」
合成樹脂を使用したプラスチック紙幣が紙製の紙幣と比べて優れている点として、まず耐久性があげられる。紙製の紙幣よりも2倍以上の期間長持ちするといわれる。さらにはリサイクルもできる。まさに時代のニーズを反映した「エコ紙幣」と言えよう。

2.透明窓付きのクールなデザイン
そして、見た目もやっぱりかっこいい。プラスチックならではの表面の光沢感に加え、2箇所の「透明窓」にはカナダのシンボル、メープルの葉や肖像画、建物の絵が印刷されている。そしてメインを飾るのはカナダの第9・10代首相サー・ロバート・ボーデン氏の紳士なお顔。なんともクールなデザインだ。

3.徹底した偽造防止技術
今回の新100ドル札の最も大事なポイントは優れた偽造防止技術にある。特殊なインクや見る角度によって色が変化するホログラフィー技術、透明窓にはある角度からでしか読み取れない「秘密の番号」が埋め込まれるなど、徹底した偽造防止対策が施されている。ここまでやれば簡単には偽造できまい!

以上の通り、カナダの新100ドル札の特徴を簡単にまとめてみたが、デザインも技術も優れたクオリティの高さにツッコミどころも見つからない。
「より安全、安価、環境に優しいこの新紙幣は全てのカナダ人が誇るべき21世紀の偉業だ」とのカナダ銀行総裁による誇らしげなコメントにも納得である。

ちなみに同様技術は来年には50ドル、20ドル紙幣に、2013年末には5ドル、10ドル紙幣に導入される予定だそうだ。

機会があれば、ぜひ実物を見てみたいものだ。








<RocketNews24 記事より>