ゲームに新時代! プレーと連動して「匂い」を出すデバイス登場


音史のブログ-匂いマシン


日々進化し続けるデジタル機器。最近は3Dテレビが広がりを見せており、今年1年で大きく普及する兆しを見せている。そんななか、アメリカのとある企業が大胆な試みを開始した。その試みとは、ゲームで匂いを提供するというものだ。すでに市販用デバイスの開発は完了しており、ゲームとホームビデオ市場に売り込む体制を整えているという。


カリフォルニアに拠点をおく「セント・サイエンス」社は、デジタルプラットフォーム・家電製品に匂いを提供する技術を開発するために、2010年4月に設立された。設立後すぐに積極的に開発を進め、最近ラスベガスで開かれた世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー2011」で、匂いを提供するデバイス「ScentScape」を発表したのである。

この機器は、20種類のベーシックな匂いのカートリッジを内蔵しており、最大200時間連続で匂いを出すことができる。ボリュームコントロールがついており、供給される匂いの量を調節することが可能だ。

同社は今年2月に開かれる、ゲーム開発者が集う「ゲーム・デべロッパー・カンファレンス」で、ビジネスパートナーとなってくれる企業を開拓する予定である。すでに開発者向けのソリューションの準備も整っており、あとは共同開発を進める企業を探すのみとなっている。

果たして、どれだけ理解を得られるのだろうか。ビジネスパートナーの理解もさることながら、ゲームに匂いを期待するユーザーがいるかも微妙なところ。いずれにしても、この技術を採用したゲームがどのようなものになるか、気になるところである。



<RocketNews24記事より>




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