地球上の多くの人が経験する彼女との別れ。


そう、学生時代付き合っていた彼女。私がイギリスの大学に行く事になり、また擦れ違いもあって別れた。
若かったのだ。

彼女の気持ちがわからず、ただわがままだった自分。本心を友人を介して聞くのが嫌だったのだ。それに俺は我慢できなかった。

あれから働きだし1度だけ会った。

『別れた事を後悔している』

そう彼女に告げた彼女の返事は

『まぁ頑張れよ』


あれから心の傷が時間の経過と共に癒えてきた矢先…。


ある会報が届いた。


そこの1ページに彼女が写っていた。



ようやく断ち切れると思った矢先、彼女が写る写真は私にとっては忘れようとしていた扉を強いハンマーで壊されたように崩壊してしまった。


男は記憶を名前を付けて保存する。

女は上書き保存。


事の一部始終を知る友人はこの次第を察してくれたものの・・・。



ここまで引きずる理由は再度告白したときの彼女の言葉とメールの拒否。


論理的に考え結論は出せるが、その実証ができない。


フェルイミン推定でも検証ができなければ単なる思考でしかない。


このまま海外在住になる前に彼女に本当の気持ちを聞きたい。


国際舞台働くようになっては仕事に忙殺されて記憶からはかすんでいくかもしれないが、今回のような事例がおきたたら次はどうにかなってしまいそうだ。