TPP、APEC野田外交が注目される一幕。

今回インフラに2兆円規模での資金援助を打ち出した。

アジアでの存在感を高めたいのだろう。


資金的にも注目を浴びたのではないだろうか。

ただ私には少しがっかりした部分もある。

またか。資金量を武器に外交で戦う日本の姿勢。


東南アジアで日本の外交は金でつろうと避難された事を覚えているのだろうか。

日本の円借款で様々な素晴らしいものが作られ保護されている。


例えばタイのバンコクにある地下鉄。

これは日本の円借款で作られたのだ。またベトナムのホイアンにある歴史的建造物。これも日本の無償資金協力により成し遂げられ保護されている。

だが、これだけ日本が行った功績は現地の人にはあまり浸透していないのが現状である。


日本が金という言葉が枕詞につくように揶揄されてしまう。


今回の外交が成功だったかどうかは今後数十年してみないとわからない。

ただ日本の外交姿勢は変わっていないような気がしてならない。



そうそう。外交といえば外務省ですよね。みなさんがよくニュースでの首相の訪問等を見かけるかと思いますが、実際ニュースで見るのは最終手段か大枠が決まった段階での内容がほとんどだと思います。


実際外交の黒子として活躍しているのは外務省です。私は外務省職員に対しては啓蒙してしまうほど外交に関しては熱心にされていると思います。ただ外交手法が鎖国のような教育になっており、国際舞台ではなかなかうまくいかない局面もあるようです。たとえば中国漁船の問題でも日本の外交が試された一幕ですが、世間がいうようにあれは負け外交でしょう。もちろん古臭い政治家の圧力によって揉み消されてしまった事もあるんじゃないかと思います。


少なくともこれまで会った外交官は情熱に満ち溢れていました。

あるドラマで『思考停止』なんて言葉がありました。

これはほかの省庁でも言えると思いますが、思考を停止した瞬間あなたは古臭い政治家になってしまう。私はそう思います。


いつも黒子として徹している外務省にもっと日の目をと思う今日この頃。