ミニチュアダックスの乳腺腫瘍 | 大橋動物病院(幸手市)のブログ

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動物取扱業登録 第71-0132号

 犬の乳腺はわきの下から股まで皮膚の下にあります。左右にありますからおなか側の皮膚の下全面に広がっているのです。この乳腺のどこにでも腫瘍ができる可能性があります。避妊手術をしていないメスのワンちゃんは高率に乳腺腫瘍ができて、その50%が乳癌と言われています。最初の発情前(生後6ヶ月前)に避妊手術をすれば乳腺腫瘍は100%防げますので、子供を産ませないワンちゃんは室内犬であっても手術を受けさせてほしいですね。
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 この子も再発なのですが1cmほどの腫瘍ができてしまいました。
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 右上にも数mmの腫瘍があり両方切除します。
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 レーザーメスで出血を止めながら切除していきます。
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 歯がとても汚れていたので歯石除去も行いました。歯の細菌が血液に入り全身を流れるのは良くないですからね。
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 ピカピカになりましたが犬歯の奥まで歯石が入り鼻の穴とつながってしまっています。次回は歯を抜いて穴をふさぐ手術が必要になるでしょう。
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 麻酔も覚めて元気です。病理検査に出すことで乳腺腫瘍が悪性かどうかの診断が出来ますわんわん大橋動物病院(幸手市)のブログ-4