フェルデンクライスのレッスンは
動作をどのようにしているかを分解した動作を組み立てていくことで説明しているストーリーなんですよ。
ですから、一回のレッスンの中で起承転結のような展開があります。
フェルデンクライスの多くのレッスンは最初にレッスンのテーマを提示して、その動作を分解した動作をして、さらにそのテーマを別の角度から検討して、最後に分解した動作をまとめることで理解と効果を確認する構成となっています。
では、フェルデンクライスのレッスンの起承転結の起から承までを実例で説明しますね。
ヨガのラクダのポーズを楽に取りたいとします。
フェルデンクライスのレッスンはどうやったら楽にこの姿勢になれるかをこの動作を分解した動作を実践してみることで体得できるようにデザインしてあるわけです。
そして、実際にレッスンを体験することで、この動作の背景にある事柄や気づいていないことを浮かび上がらせます。
じゃあ、何から始めたら楽に心地よくこの姿勢になれるのでしょう?
この姿勢をしようとするときに、まずどんなことするかを考えてみましょう。実際に片手で踵を触ろうと動かして確かめてみましょう。
これが起承転結の起です。
振り向くように頭を傾けながらまわすことに気づきますよね!
頭の動きがこの姿勢に移行する起動のようです。
さらに、何がこの姿勢を取ることを難しくしているのでしょう?
膝立ちとこの姿勢でバランスを取ることが難しいことが多いことに気づくでしょう。
そこで、この動作をもっと楽にするために、床に横になって膝立ちと同じポーズになります。
では、床に横になったまま頭をゆっくりと床の上で転がしてみましょう。
それから、もう一度膝立ちになって片手で踵を触ろうと動かしてみます。
少し楽になっていませんか?
これが今日のレッスンの最初の動きでした。
フェルデンクライス メソッドは効果的な学習法でしょ!
AY#427 ラクダのポーズを学ぶ