一条工務店さんの内壁の厚みについての話です。
ですがもし他社さんであっても、気にしてみて損はない内容かなと思います。
あ、外壁の話ではないですよ!
工法の違い
一条工務店さんは、在来工法の住宅と2x6工法の住宅を両方ラインアップされています。
在来工法は、グランセゾン、セゾンF、セゾンA、百年、ブリアールです。
2x6工法は、グランスマート、アイスマート、アイキューブです。
なんか意外と言及されていないブログがありますが、それぞれの工法によって、内壁の厚さが異なります。
在来工法は約15cmで、2x6工法は約12cmです。
我が家はブリアールなので、内壁が15cmと少し厚いんですよね
うす壁について
上で内壁の厚さは15cm(もしくは12cm)ですよと書きましたが、実は薄くすることが可能です。
ただし恐らく全部の内壁を薄くはできなくて、住宅の構造に関わっていない壁のみだと思います。
実際、私は3か所の内壁を、15cm→9cmへと薄くしてもらいました。
【約9cmの内壁】
ちなみに、しろくま無添加 くらしの便利帳さんによると、薄壁は9cmの他に6cmも選べるそうです。
知らなかった・・・。
私が薄壁にしてくださいとお願いしたときは、特に選択肢は提示されませんでした。
可能なら6cmにしたかったですね
ではなぜ9cmが選ばれたのか?
予想ですが、壁にコンセントをつけようとしたら、6cmでは薄すぎたのかな?と思っています。
もし薄壁の採用を検討されている方がいらっしゃいましたら、設計さんに確認してみてください。
なぜうす壁を?
私が薄壁を採用した理由ですが、少しでも内寸を確保したい場所が2か所あったからです。
【キッチンの平面図】
1つ目は、キッチンの左下のパントリーの壁です。
これは、右下の冷蔵庫スペースを少しでも確保したかったからですね。
実際この薄壁のおかげで、幅が74→80cmに拡大しました。
これで将来の冷蔵庫のサイズアップにも、多分対応できるでしょう
【子供部屋の平面図】
2つ目は、子供部屋の押入の壁です。
これは、左下の学習机スペースを少しでも確保したかったからですね。
実際この薄壁のおかげで、幅が121.5→127.5cmに拡大しました。
これで将来、学習机の設置の際に威力を発揮してくれる!と期待しています
尺モジュールとメーターモジュール
ここからは、ついでの話です。
住宅の寸法は、尺モジュール、もしくはメーターモジュールを基準とすることが多いようです。
メーターモジュールは1mを基準としていて、例えば積水ハウスさんはこちらを採用しています。
尺モジュールは91cm(3尺)を基準としていて、例えば一条工務店さんはこちらを採用しています。
実際、下の間取り図の点線は、91cm間隔となっています。
【1Fの平面図】
ちなみに一応、一条工務店さんは尺モジュールといっていますが、実際は半分の45.5cmの単位で間取りの作成が可能です。
さて、私はどちらの住宅も住んだのですが、9cmの差は、お手洗いと階段を使うときだけ感じました。
積水ハウスさんだと、お手洗いが少し広いな~という感じです。
一条工務店さんだと、階段が少し狭いなーという感じです。
ただし、問題があるってほどではありません
内寸について
一条工務店さんは、お手洗いや階段の幅が91cmなのかというと、当然そうではありません。
内壁の厚みの分だけ、狭くなります。
私たちのブリアールの場合、内壁の15cm分だけ狭くなりますので、内寸は76cmとなります。
なんなら、手すりやらなんやらで、もっと狭くなります。
2階リビングとかで冷蔵庫などを搬入しようとお考えの場合は、お家の計画段階で内寸を特に気を付けて頂ければと思います。
ちなみに2x6工法の場合は、内寸が79cmと少し広いので、少し羨ましいですね
終わり。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!