わからないことが何なのか?

どこがわからないのか?

ここは弾けるけど、ここはうまくいかない!

 

「わかること」、「わからないこと」

「できること」、「できないこと」

これが自分で区別できただけでも

一週間の練習の成果は大いにある

たくさん褒めてあげてほしい

 

「わからないことをわかるようにすること」

「できないことをできるようにしてくること」

それが一週間の宿題ではない

練習の目的でなくていい

 

🎶

 

講師資格のグレードの試験に

チャレンジ中の生徒さん

曲は十分に練習していくことで

試験の準備はできるが

即興は当日何が出るか誰もわからない

調性、拍子、コード進行

もちろんメロディーも

問題はたくさんやって対策を立てていても

 

初めて試験に行った生徒さん

「緊張して頭の中真っ白で

全くうまくいかなかったです!」

「何が何だかわからないうちに

時間が過ぎていってしまった!」

「途中でつまずいてしまった!」

そんな感想をレッスンで話してくれる

それはいつも想定内

私だって

いつも

うまくいかなかったことの記憶ばかり

敗北感いっぱいで

泣きたい気持ちで試験室を出て

帰宅した思い出の方が多かった

 

 

ある時から

試験を受けにいく生徒さんに

こう言うようにし始めた

 

「どんな問題がでるか

皆んな緊張して頭の中真っ白になって

何を弾いたかなんて記憶になく

試験てあっという間に終わってしまうから

うまくできなくてもいいよ

それは想定内

 

だけど

どんな問題が出たかだけ

しっかり覚えて帰っておいで!」と

 

何調で何拍子で

「どんなメロディーかモチーフ

だけでもいいから

そしてどんなコード進行だったか

或いは

どんなコード付けをしたか

試験が終わってその教室を出たら

すぐにノートに問題をメモ書いて

次のレッスンに持ってらっしゃい」

それだけでも試験にチャレンジした

価値は大きいよ、と。

難しくないでしょ?

うまくできなくてもいいからね、と送り出す

 

 

これをし始めてから

生徒さんたち劇的に変わり始めた

初めは試験の様子見気分で行ったとしても

問題を覚えて帰って来るという

課題に意識が行くため

「できない!」という気持ちで

頭は真っ白にはならなくなってくる

問題をひたすら記憶しようを

意識の向かう所が変わるからだ

同じ試験の時間内でも

得て帰ってくる情報量の多さと

その冷静さ・客観視できる姿勢の変化に

驚かされる

感想という言語量の質と内容に

大きな変化が

どの生徒さんにも見られるようになった

 

 

客観的に

ここはできたけど

ここができなかったと

自ら課題を発見するようになる

頭真っ白で何も掴めずに

自責の念にかられ

気落ちして帰ってきた頃とは

大きく異なる変化が見え始めた

これができるようになった生徒さんは

その後すぐに合格をの知らせを

持ってきてくれるようになった

 

 

そして生徒さんにもこのことを

必ず伝えるようにしている

「問題を覚えて帰って来れるようになった頃に

必ず皆合格しているよ!」と

合格した生徒さんにレポートを提出を

お願いしているが

「本当だった」と

書いてくれる

 

 

🎶  🎶

 

 

 

普段のレッスン

レパートリー曲もとかく

できないところ

間違ったところ

ばかり焦点が当たるレッスンになって

しまっていないだろうか?

 

指導する上で

できているところは当たり前で

できない・粗探しの指摘が

中心になってしまっては

生徒さんにとっては

できてるところもできていないところも

全部混ぜこぜ

「できないところばかり指摘」

されていると

「全部できていないような気持ち」

になってしまう

 

決して無理やりおだてて褒めてご機嫌伺いする

と言うことではなく

生徒さん自身に

自分で「うまくいくところといかないところを

区別することを自覚させ」て

曲のこことここはできている

後の課題はこれだと

全体から『自分の練習進捗状況を

認識できるようになる方向に導くこと』が

やる気と進むスピードアップにつながる

問題克服のモチベーションに繋がる

ゴールの見えないマラソンは誰もが辛い

視点を変えるだけで

ゴールは見える

 

 

🎶   🎶  🎶

 

 

新しい曲になった時が一番重要だ

 

譜読みをコード分析しながら

先生と一緒に行うこと

或いは

曲全体を構成から見ること

作曲家は何を考えてこんなコードを選んだのか

一緒に確認しながら

スラスラ弾ける前に

コード進行・和声の響きを味わい感じることに

時間をかける

それは先生と一緒だからこそわかること

生徒さん一人ではできない

 

30分のレッスンは何をする時間なのか?

練習してきたことをのチェックではなく

音楽の内容を分析して理解すること

音楽の言語で共通理解を確認すること

作曲する方向からの

「つくる」側からの

アプローチによる曲の完成を目指す方法だ

 

時間は命

命の時間を何に使いますか?

間違い探し?

ミスなく弾けること?

 

「音楽の素晴らしさに深く触れること」

そしてその素晴らしい音楽・曲を

自分で弾けることの楽しさに導くこと

モティベーションを上げていくこと

「音楽の中身をレッスンすること」こそ

重要ではないでしょうか?

 

どんなビギナーの子供の生徒さんの曲でも

いろいろ和声で曲は工夫されています

コード付けして分析していますか?

それ以前に分析できますか?

思わぬコードが使われていることに

驚きの発見が多いものです

 

 

🎶   🎶  🎶  🎶

 

 

ホリエモン曰く

 

文字が読めます

文章が読めます

文脈が読めます

行間が読めます

 

4つのレベルがあるとすれば

「クソリプ」するのは第1レベルのやつ

文字は読めるけど文章が読めない!と

 

悲しいかな

音楽やる大半の人はこのレベル

音符は読めても

音楽の流れ・内容が読めない

コード・和声が分からなくて

コード進行・和声進行がわかるわけはなく

つまり作曲家の言う文章が

読めないと言うこと

 

これで本当にピアノを教えていて

いいのだろうか?

練習や読譜を生徒に丸投げの宿題で

間違い探しのお茶を濁すだけの30分レッスンは

音楽アプリで消滅していくだろう

 

楽器の扱い方だけ教えていていいのだろうか?

いや、生徒さんは音楽がやりたくて

ピアノが弾けるようになりたいのでは?

やりたいのは音楽そのもの

その提供が本当にできているだろうか?

 

 

 

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音楽の内容・流れ・文脈を理解するには

まずコード・和声の習得から

 

『コードトレーニング・シークレッツ』【3和音編】

誰でも無理なく真似をして弾いていくことで

知らないうちにコードが身につきます

弾き歌いの伴奏づけや

曲の分析にもまずコード習得が第1目標

 

難しい理論は後から

耳と手でコードがつかめてからで

理解と定着は確実!

 

多くの生徒さんがこの方法でコード習得に成功した方法

 

アルファベットがわかる小学生から90歳高齢者まで実証積み

 

コードトレーニング・シークレッツ【3和音編】

レッスンでの使用も可能です

 

3ヶ月〜6ヶ月で習得可能

レッスンの最初5分の積み重ねでOK

誰でもできるコンテンツの積み重ね

今日から始められます