モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか/ダニエル・ピンク



の中で度々引用されており、興味を抱いたため、


アメリカのビジネスパーソンを取材し観察し続けてきた

「フォーチュン」誌編集主幹のジョフ・コルヴァン氏の

究極の鍛錬/ジョフ・コルヴァン




を読みました。



・企業は通常、経験のある管理職を高く評価するが、厳格な調査を通じ、


 押しなべて「経験のあるマネジャーは高いパフォーマンスを出してはいない」




・経験を積むことでむしろ能力が低下することがある






・達人たちの一般的能力は驚くほど平均的だ




・組織は通常、偉業をもたらす原則を応用することが実に下手だ。


 企業はこうした原則を企業内でまったく活用しようとはしていない。


 しかし、大半の企業がこうした状況にあるということは、


 この原則を理解し、幅広く応用できる企業は


 大きな飛躍ができることになる。




・うまくいかない主な原因は、


 分野を問わず心理的なものだ






・今日の高校生のマラソンのベスト記録は、


 1908年の同種目のゴールドメダリストの記録を


 実に20分も上回っている






・人間のもっている能力の使い方のレベルが


 飛躍的に向上したにすぎない






・ビル・ゲイツは


 「もっとも優秀な二十人が抜けたら、マイクロソフト社は


 意味のない存在になるだろう。


 もし何がコア・コンピタンスかと問われれば、


 誰もソフトウェアのことなど言わないだろう。




 採用こそが大事であり、希少資源が何であるかみなよく理解している」






・ほとんどの企業での希少資源は人間の能力だ。


 だから企業はいまだかつてない試練の下にあり、


 すべての従業員が限りなくその能力を高めるために


 経験したことのない強いプレッシャーを受けている。




 人間の能力の開発に限界はないのだ。






・グローバルな情報をベースとして相互に地球規模での


 結びつきの強まった経済においては、


 企業も個人もよりいっそう世界最高レベルと競争しなければならない。




 真に偉大であることの報酬がますます高まり、


 世界クラスと比べ、劣ることになればその対価は


 ますます高くつくことになる。




・最高レベルでの演奏をする者に音学での早熟の兆し


 -我々誰もが存在すると考えている生まれつきの才能の証し-


はまったくなかった






・生徒が音楽的にどれだけ熟達できるかどうか予想できる


 唯一の要因を見つけた。


 それはどれほど多く練習するかだ。




・「才能は存在する」と誰もが信じているが、


 才能について誰もが本当に考え抜いているわけではない。


 実際ほとんどの人は、才能自体について考えたことはないのだ。






・生まれつきの才能が仮に存在するとしても、


 それは重要ではないかもしれない




・偉業達成の理由は、


 遺伝子であると説明するのは不可能だ




・モーツァルトは頭の中だけで完成した作品を作り出していたわけではなく、


 今でも現存する手書きの楽譜を見ればわかるとおり、


 執拗に書き直し、やり直し、消してはまた全体を書き直し、


 一部を書いては数か月、ときには数年にわたって


 置いておくこともあった。


 これがモーツァルトの作品の真実の姿だった。






・音楽批評家アレックス・ロス


 「よちよち歩きの赤ん坊に『ベイビーモーツァルト』のビデオ教材を見せている


 熱心な両親は、モーツァルトがモーツァルトになりえたのは


 死に物狂いで取り組んだ結果だということを知ればがっかりするかもしれない」






・タイガー・ウッズと父親


 とてつもない成功の秘訣を尋ねられ、


 父親とその息子は常に同じ理由をあげている。


 それは、ひたすら練習することだ。




・生まれつきの制約があるとすれば身体的なものであり、


 それ以外は、これまでのところはっきりと制約になるものは


 見つかっていない。




・生まれつきもっているものともっていないものの差で、


 成功へのあらゆる道がふさがれていると考えがちなのだ。


 


 そうした考えが当てはまるケースは


 般に考えられているより非常に少ない。




 自分が直面していると感じる障害は


 ほとんどの場合実在しない。






・卓越した能力をもたらすものは経験ではない。


 長年取り組んでいることでたいした業績を上げず


 経験だけは豊富な人が周囲に多くいるし、


 実際多くの分野で何年にもわたり携わっていることでむしろ


 能力が下がっている人がいるという証拠もあるからだ






・卓越した能力は生まれつきの特定の能力によって


 もたらされるものでもない。


 たとえいくつかの生まれつきの能力があったとしても


 優秀さを決定づけるものではない。






・とてつもなく成果を上げてきた人が生まれつきの能力を


 持ち合わせていないことも多い






・多くの科学者や作家は二十年もしくは


 それ以上の時間を献身的に捧げて初めて


 輝かしい最高の業績を上げたという事実が判明してきた






・達人と素人の違いは特定の専門分野で一生上達するために、


 考え抜いた努力をどれだけ行ったのかの違いなのである






・究極の鍛錬


 ①しばしば教師の手を借り、


  実績向上のために特別に考案されている。




 ②何度も繰り返すことができる。




 ③結果に関し継続的にフィードバックを受けることができる。


 


 ④チェスやビジネスのように純粋に知的な活動であるか、


  スポーツのように主に肉体的な活動であるにかかわらず、


  精神的にはとてもつらい。




 ⑤あまりおもしろくもない






・もっとも素晴らしい業績を上げる者は、


 結果ではなく、結果に至るプロセスを目標におく






・ゴルフのチャンピオンは平均的なゴルフプレーヤーに比べ


 自分の問題を天候やコースあるいはその他の偶然のせいにすることはほとんどない。


 達人は容赦なく自分自身の実績をみることに集中している。






・人事ローテーションを通じた人材育成は


 理論としてわかりやすいが、実行となると困難だ。




・企業は激しい競争にさらされているので、


 現在卓越した業績を上げている人材をその部門から引き揚げ、


 本人が苦労するかもしれない部門に投入することはなかなかできない






・P&G  CEO A・G・ラフリィー


 「危機のときは通常のときよりも十倍の学習ができる」


「命令による統制型リーダーシップモデルは99%効果がない」


 「感化させる(Inspire)」






・能力開発は若いうちに始めたほうが断然有利である






・GE副会長ジョン・ライス


 「リーダーシップの能力開発は雇用の初日から可能だ」






・アメリカンエキスプレス社の高度に厳格な制度において、たとえば


 幹部の変動給(業績給)の25%は人材すの育成に関する評価項目に


 基づいて決められている






・信頼は、形成するのにどうしても時間がかかる






・歴史に残る経営幹部のチームは、


 いつもほとんど2人だ。






・今や経済的価値は右脳のもつ力から創造される。


 具体的には、創造力、想像力、共感形成能力、審美能力




・課題への創造的な解決を見つけようとすれば


 知識はあればあるほどよく、知識は友人であり、


 敵ではない




・ジム・マグラフ 子供のための電子読み取り機 リーフパッド開発


 「ああそうか、という瞬間は何時間もの思考と研究の結果


 生まれてくる」




・ダグラス・K・ヴァンデューン


 「ひらめきなんていう考えは、


  物事は実際より簡単だとみな信じたがっている人たちが住む


  夢想家の桃源郷にすぎない」






・達人たちの人生の中で驚くほど共通する特徴の一つは、


 成長過程の決定的に重要な時期に誰かの助けを受けている点




・達人は、自分の専門分野以外ではたとえ技能に衰えは見せていても、


 自分の専門分野では高い水準で能力を維持しつづけることができる






・考え抜かれた訓練を十分に実行すると、


 通常回避できない自分の能力の限界を超えることができるようになる。


 


 この限界を超える能力こそ、


 達人が高齢でも高い能力を維持できるカギどなる。






・NBA史上二位の得点王 カール・マローン


 「体がいうことをきかなくなるのではなく、


 選手自身がこれ以上限界に挑戦するのを


 やめているだけだ」






・能力が一段高まるごとによい環境がもたらされてくる。


 それが次から次へ繰り返され、よりよい能力の向上につながっていくのだ






・同世代の人間よりも能力を高めるよい方法の一つは、


 タイガー・ウッズがやったように人より早く始めることだ






・注目され称賛されれば、、


 乗数効果への燃料となるうえ、


 生まれつきの能力に依存しないで


 究極の鍛錬をやり遂げられるようにしてくれる


 


 


自分より優れた人を


自分と違う生まれつきの能力や才能の違いと考える人は


いつまでたっても大きな仕事はできない、ということでしょうか。




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