すっかりご無沙汰してしまいました。
ごめんなさい<(_ _)>
さて、私たちが「アガラないようにしよう」とするときは、
不快な感覚(お料理の材料)を減らそうとしています。
でも、心臓バクバクを感じたり、足ガクガクに気づいたりすると、
「ヤバイ!」とますます緊張してしまい、さらにお料理の材料は増えていってしまう・・・。
そういう残念な悪循環が起こっています。
私が体験したのは、お料理の材料はそれほど減っていないのだけれども、
お鍋が大きくなったということなのだと思います。
私は今も、人前で話したりプレゼンをしたりするときにアガります。
そして「落ち着かなきゃ!」という焦りや不安があるのも、同じです。
違うのは、焦りや不安も込みで、
「心臓バクバクしているなあ」「落ち着かなきゃと思って焦ってるなあ」と
もう一人の私がそれを観察していることです。
それができるのは、
緊張からくる不快な感覚を上回る心地よい感覚や安心感が身体にあるから、
そういうふうに変化したからです。
身体の心地よさが増えていく変化は、
SEのセッションを継続的に受けることで、よく起こってくるものです。
なぜそのような変化が起こるのか ?
それは、繰り返し心地よさを感じることで、身体がその感覚を思い出すから。
また、トラウマ・エネルギーを解放するので、不快な感覚そのものが減るから。
少しずつ、身体が本来の自然な状態を思い出し、
たいていいつでも安心して、心地よさを感じている状態になっていきます。
心地よい感覚で満たされた身体は、
それより少ない不快感なら、安心して受け止めてくれます。
ですから、心臓がバクバクしていても、足がガクガクしていても、それらに気づきつつ、
今やるべきことに集中できます。
「自分の身体を信じて大丈夫」と思えるのは、とても心強い体験です。
では、どのくらいの不快感までOKなのでしょう?
それはその人のお鍋の大きさ次第、
つまり、その人の身体がどのくらい心地よい感覚や安心感に満たされているかによります。
誰もが緊張するような場面で、アガル程度に個人差があるのは、
この差が影響しています。
ソマティック・エクスペリエンス=アガリ症セラピーというわけではありませんが、
経験すればするほど身体の器が大きくなるので、
心地よさも不快感も、たくさん受け止められるようになります。
よいことがあっても舞い上がり過ぎない、緊張しても完全には飲み込まれない、
そういう身体に近づいていきます。
その意味では、人前でアガってしまい困っておられる方や、
ステージ上でパフォーマンスをするのが仕事という方には
おススメの方法と言えます。
私も、次の日曜に英会話スクールでの大きな発表会を控えています。
そして、やっぱりドキドキしているんです(笑)・・・(*^_^*)
(おわり)