「根性論」で得られるものと失うもの
わが家の息子と娘。
2人とも身体を動かすことは、大好きな子たちです。
小さなうちから、当たり前に運動部に入って、スポーツを楽しんできました。
でも、最近、
部活動で身体を故障する子たちが多い
ことが、気になっています。
強豪校になると、指導が厳しくなります。
努力と根性で、練習をこなさなければ試合にも出してはもらえません。
「みんな怪我してヤバイよ。Aちゃんも、Bちゃんも、ヘルニアで部活禁止。だけど、練習したいって出てくるから、やらないように見張ってる!」
「今日さー、練習中に(フライングキャッチ?)ふたりアゴ割れたー。(外科で縫合)」
「練習中は水分補給が3回しかない。隠れて水飲んでる。早く引退したい。(でもしない)」
「過呼吸起こす子たくさんいる。でも先生はないもしない。みんなも当たり前になってて、誰かがビニール袋がもってきて、呼吸させてる。」
部活をしている子たちから、こんな風に聞くことが良くあります。
これって、当たり前なのでしょうか???
当たり前と思わなくても、
「仕方がないね〜、勝ちたいもんね。監督も大人気ないけど、昔はもっと酷かった。体罰がないだけマシ。」
みたいな風潮、ないでしょうか。
「ワンオペ育児が当たり前、みんなやってるから自分も苦労してやらなくちゃ」
「人に頼ったり、甘えたら自分の負け」
「強くなりたい、逃げ出したくない。」
「いつかこの辛さも終わるはず。。。」
感じ方は様々だけど
眠い、辛い、イライラする、泣ける、痛い、子どもが可愛いと思えない…
と言いながら無理して孤軍奮闘している方は、多いです。
でも、それをあまり表には出さない。
学校での部活動で、泣きながらトレーニングしたり、疲労骨折しても練習を休まなかったり、頬をぶたれても歯を食いしばって部活をやめない…
みたいな経験・環境がそうさせるのかな、と感じます。
勝てば感動!
かもしれません。
その代わり、心と身体の健康は失うかもしれません。
好きで始めたスポーツだし、仲間もいるし、途中で投げ出せない。怪我をしてても、一生使えなくなっても、試合には絶対出る!!
子育ても、部活動みたいになっていませんか?
根性論で得られるものと失うもの
考えてみて。