「根性論」で得られるものと失うもの



わが家の息子と娘。

2人とも身体を動かすことは、大好きな子たちです。

小さなうちから、当たり前に運動部に入って、スポーツを楽しんできました。





{323874B5-B353-48FD-B579-4CAD59FA9BA8}

でも、最近、
部活動で身体を故障する子たちが多い
ことが、気になっています。


強豪校になると、指導が厳しくなります。
努力と根性で、練習をこなさなければ試合にも出してはもらえません。


「みんな怪我してヤバイよ。Aちゃんも、Bちゃんも、ヘルニアで部活禁止。だけど、練習したいって出てくるから、やらないように見張ってる!」

「今日さー、練習中に(フライングキャッチ?)ふたりアゴ割れたー。(外科で縫合)」

「練習中は水分補給が3回しかない。隠れて水飲んでる。早く引退したい。(でもしない)」

過呼吸起こす子たくさんいる。でも先生はないもしない。みんなも当たり前になってて、誰かがビニール袋がもってきて、呼吸させてる。」





部活をしている子たちから、こんな風に聞くことが良くあります。


これって、当たり前なのでしょうか???




当たり前と思わなくても、
「仕方がないね〜、勝ちたいもんね。監督も大人気ないけど、昔はもっと酷かった。体罰がないだけマシ。」
みたいな風潮、ないでしょうか。



「ワンオペ育児が当たり前、みんなやってるから自分も苦労してやらなくちゃ」

「人に頼ったり、甘えたら自分の負け」

「強くなりたい、逃げ出したくない。」

「いつかこの辛さも終わるはず。。。」



感じ方は様々だけど

眠い、辛い、イライラする、泣ける、痛い、子どもが可愛いと思えない…

と言いながら無理して孤軍奮闘している方は、多いです。

でも、それをあまり表には出さない。




学校での部活動で、泣きながらトレーニングしたり、疲労骨折しても練習を休まなかったり、頬をぶたれても歯を食いしばって部活をやめない…

みたいな経験・環境がそうさせるのかな、と感じます。




勝てば感動!

かもしれません。
その代わり、心と身体の健康は失うかもしれません。
好きで始めたスポーツだし、仲間もいるし、途中で投げ出せない。怪我をしてても、一生使えなくなっても、試合には絶対出る!!



子育ても、部活動みたいになっていませんか?




根性論で得られるものと失うもの

考えてみて。