品種紹介です。とんがりトマトの「コルニュ・デス・アンデス」です。

コレ、あと一包で売り切れです。・・・・が、次のロットが採れました。
この辺りは、今年は初霜が早かったのでトマトは凍みてダメになるだろうと思ったのですが、「コルニュ・デス・アンデス」は一果当たりの採種量がスゴく少ないので、この品種だけはビニール張って寒冷対策しました。
かと言って、去年あまり売れなかったので期待もしてなくて、ビニールだけ張って放置してたんですよ。
そしたら、今年は出品と同時にほぼ売り切れ。
・・・しまった!本気で二重張りにでもしてミニ暖房機でも入れとけば良かった!!と後悔したんですが・・・・
が、この暖冬でしょ。
その後、11月後半からずーっと暖かかったので、年末まで簡単なビニールがけだけで枯れずに保ちました。

11月6日に初霜が降りた頃には、まだ緑色だったんですけど、幸運な事にこの暖冬のお陰で熟すまで株が枯れずに済みました。

ウチはチョット標高が高くて気温が低いので、夏物はいつも前半がスローです。
今後は、加温育苗などして初期生育を加速しないといけないと思っています。
今年は前半が冷夏で生育悪く、開花は遅目でした。

これは9月初めです。

実の肥大は良い方で、結構大きくなります。中ナスくらいになります。

実のボリュームから言えば大玉トマトですからね。

で、他の大玉トマトと比べて色づくのが遅いかと言うと、そう言うワケでもありませんから、平地や温暖な地域、あるいは加温育苗などして初期生育を早めれば問題ないと思います。

一昨年の初めての栽培では、大きくなって色づき始めた頃の実が落果する事が多かったのですが、今年はそんな事はありませんでした。
そう言うクセのある品種なのかな?とも思ったのですが、今年はならなかったのでチョット謎です。
一昨年は雨避けをしていなかったので、病害の可能性もあるかも知れませんし、水が多くて実が太りすぎたせいかも知れません。
この点はチョット気を付けられた方が良いでしょう。雨除け栽培をおすすめします。
その他は普通のトマトの栽培法でOKです。
垂れ葉なので一本仕立ての方が扱いやすいですが、ボサボサでなければ自然樹形?も良いと思います。

切ったらこんなんですよ。私、涙が出そうでした。
はい、タネが無いんです。
悪くすると一果から20粒くらいしか採れません。
なので、今年はとにかく植え付け本数を増やして頑張りました。
んで最後ビニールで囲って、プラス幸運な暖冬と言う事で、蓋開けてみたらタネも結構沢山採れました。
暖冬でなかったらヤバかったんですけどね。

着果数は意外と多いので実は沢山穫れますし、時期が良ければ一果の大きさもソコソコなので、食べる分には十分イケます。

果肉がしっかりしてて果汁少なめなので、やはり調理用がメインですが、サラダなんかも良いと思います。
酸味はあまりないので味のインパクトは弱いですが、ジャガイモなど他の野菜とよく馴染みます。
ドレッシングを工夫するなどしてメリハリ付けると美味しいと思います。
加熱調理では、ホントにコクが有り深みがあって煮込み料理なんかでもしっかりとトマトの美味しさを堪能できます。
牛肉などにもよく合う、堅実な味です。

あとから採れた実(最初の画像)は、外観はしっかり熟している感じでしたが、そうは言っても初霜以降の収穫ですので、ゆっくりと完熟させて採種したので遅くなりました。
タネを取り出し乾燥させてチェックしたら厚みも十分あり粒も小さくなかったし発芽率も良かったので販売に踏み切りました。
普段はこんなに遅く採れたタネは、トマトでもカボチャやキュウリでも、来年の自家用に回すので販売した事はないんです、それでチョット慎重になったので遅くなってしまいました。

販売ページはコチラ↓ とても面白い品種ですので、是非ッ!!
https://kuronyaseeds.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=391_25