コレね2018年8月24日 、にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
日に1件アップしてたのですが、間に合わないので2、3件ずつアップします。
スイカです。「ムーン アンド スターズ」と言うアメリカの品種で、古くは1924年にピーター・ヘンダーソン&カンパニーがコロラド州ロッキーフォードで育成された「Sun、Moon and Stars」と言う品種としてカタログに記載したのが最初のようですが、現在のものは1980年頃ミズーリ州メーコンのメル・ヴァン・ドレンと言う人が作り継いでいたモノが元になっているようです。
名前のマンマで、楕円形の黒皮スイカに月と星の様な大小の黄色い星斑が入ります。
アメリカではメル・ヴァン・ドレンのもの以外にも幾つかの同じ様な品種があるようです。
この星斑模様は実だけではなく葉っぱにも入ります。
やっぱり月と星みたいに大きいのと細かいのが入ります。
葉面全体に黄色い「星」が出ます。
ところどころに大きい「月」みたいのが出ます。
園芸の世界では観賞用の植物にこの様な星斑の出るものがたくさんあります。
一番ポピュラーなのはアオキですね。
それからツワブキとかハランとか。
昔はこの手の不規則な斑紋はウイルス性とか言ってましたね。
しかし、このスイカもそうですがツワブキなんかもタネ採って播いたら親と同じ様な模様の個体が出るそうで(このスイカなんか固定種ですからね)、ウイルスはタネには感染にくいので、遺伝性のものなのかも知れません。(例によってややこしい話ですが、タネに感染するウイルスもある様です。)
この「星」と「月」の比率も丁度良いんですよね。
実はもっと地色が濃くなるので、夜空の眺めの様になると
こう言う斑模様がどうして出るのか不思議ですが、スイカの黒い皮に星空みたいな絵が浮かび上がると、ファンタスティックで子供さんなんか楽しくて良いんじゃないかと思います。
先入観で中~小玉スイカだろうと思ってましたが、どうも結構大きいようです。
5~7kgくらいと書かれてますから中大玉スイカって感じですね。
草勢は強くてツルはグングン伸びます。
ツルも太く葉も大きいのでガンバレば大きな実が成るかも知れませんね。
その分、小さく作るのには向いていない様で、今回は中~小玉だと思って狭っ苦しい所に植え付けたのでなかなか雌花が咲かなくて困りました。
肥えた土地で伸び伸び育てた方が良さそうです。
まだゲンコツくらいの大きさでボンヤリ星が出始めたとこ
やっぱり「月」が一つと「星」がたくさん出そうです。
今年は海外のスイカを二品種試しました。
外国品種は良く出来るのがあったり気難しいのがあったりで、珍しくて面白いんですが、だいたい2、3作している間に形質や性質に変化があるように思います。
日本の土壌や気候に合わせて変わって行くのかも知れません。
概ね、2、3回日本で採種を繰り返し、向いている個体を選抜した方が作り易くなる感じです。


