コレね、2018年8月19日にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
日に1件アップしてたのですが、間に合わないので2、3件ずつアップします。
「デリカータ」です。「スイートポテト南瓜」とも呼ばれています。
これは「ペポカボチャ」の一種です。
「ズッキーニ」や「素麺南瓜」と同じ仲間です。
どう言うわけか、日本ではこの2種以外の「ペポ」の類を店頭で見かける事は殆どありませんね。
日本の在来品種にも「素麺南瓜」以外は殆どありません。
欧米では「ニホンカボチャ」や「セイヨウカボチャ」以上に多くの品種が栽培されているようです。
その中でも「デリカータ」は代表的な品種です。
「ペポ」にはこの「デリカータ」の様に少しコンパクトな草姿のものが幾つかあるので、面積に制約がある家庭菜園向きに小型のものを作りたいと思っています。
去年、「デリカータ」の古いタネを引っ張り出して播いてみました。
4、5年前に採種したのですが、その時はどうもあまり印象が良くありませんでした。
なかなか雌花が咲かなかったのです。
いくら家庭菜園向きでも、滅多に実がならない様な品種では面白くありません。
「こりゃダメだ」と思って採ったタネは冷蔵庫の奥に押し込んだままでした。
去年、一応タネを更新するために栽培しました。
古いので発芽率が悪いだろうと思って多目に播いたら、意外と良く出て20株くらい成長しました。
しかも、栽培環境が異なるせいか雌花も良く付いて、ガラッと印象が変わってしまいました。
ソコソコ実が付きさえすれば、縞々のパジャマみたいな柄の実はなかなか魅力的なルックスですし、味も良いし、サイズも手頃なので家庭菜園にピッタリだと思いました。
栽培した中から実の短いものと長いものの両極端を選抜し、同じタイプ同士を交配してタネを採りました。
実の長いタイプは草姿も大型でツルが良く伸びます。

去年の「ロングタイプ」です。
20~25cmくらいです。
去年の「ショートタイプ」です。15cmくらいの手頃な実です。
ショートタイプは2m四方もあれば充分栽培できそうです。

「ショートタイプ」は草姿も小型です。今、1.5m四方くらいに5、6株植えています。
ネットを張って胡瓜の様に立てて栽培すれば面積の限られた家庭菜園でも楽しめそうです。
より小型のものを選抜すればプランター等で栽培出来る系統も得られるかも知れません。
それに嬉しい「オマケ」もありました。
ショートタイプは葉脈の白い模様がハッキリしていて、光が当たると銀色がかって見える「銀葉」になりました。

家庭菜園ではやはりルックスの良い品種が欲しいですね。
ロングタイプにも薄く葉脈に斑模様があるのですが、ショートタイプは特にソレがハッキリしています。

「ロングタイプ」は大型です。それでもカボチャにしては
2X3mくらいに6株植えるとかなり窮屈です。
数代選抜を重ねれば面白いものになると思います。

