ティエリーッ、アンリィー! | 前方Look Up!(F.C.Milleの千年構想)

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「F.C.Mille」では幹事をやりつつ、DF四銃士のひとりとしてplayしてました。ここでは所属する地元のシニアチームの活動やFootballに関することを中心に、徒然なるままに書き綴ります。

 チャンピオンズ・リーグ、セミ・ファイナルのもう一つのカード、アーセナルvs.ビジャレアルの第1レグが、日本時間の20日未明、ロンドンのハイバリーで行なわれた。

 8試合連続無失点継続中のホーム、アーセナルは、立ち上がりからボールを支配して次々にビジャレアル・ゴールを襲う。

 とりわけキャプテンのアンリはキレのある動きで攻撃をリードし、自らゴールを狙うだけでなくチャンスメイクも担っていた。

 一方のビジャレアルはリケルメのFKからチャンスを伺うが、ドイツ代表GKのレーマンを中心としたアーセナルのディフェンス陣を、完全に崩すまでには至らなかった。

 圧倒的に試合を支配していたガナーズだが、シュートが枠を僅かに逸れるなど、なかなかゴールは奪えなかったが、41分。アンリのCKからのこぼれ球を再びアンリが早くて低いクロスを入れると、トゥレが右足を伸ばして角度を変え、ついにネットを揺らすことに成功する。

 1-0のまま前半を折り返すと、後半はさらにアーセナルが試合を完全にコントロール。決定的な場面を幾度も演出するが、ゴールネットを揺らすことが出来ない。

 最後の方はやや攻めあぐねた感の内容のまま、終了のホイッスルが鳴り響いた。

 ホームチームとしては必要最低限の、そしてアウェーチームとしては最善ではないにしろ、それなりの結果となったファーストレグ。二つの試合共、負けたチームにもセカンドレグに可能性を残すスコアと言えるだろう。

 はてさて、パリのピッチに立てるのは、どのチームとどのチームなのか? 4監督の手腕が、いや肝っ玉の大きさがわかる、次週のミッドウィークが待ち遠しい…。