I'll Tell My Own Daddy | マザーグースのうたに魅せられて

マザーグースのうたに魅せられて

英国伝承童謡(Nursery Rhymes)はマザーグース(Mother Goose)
という名で知られています。

このマザーグースで、すっかり魅了された私、ふぁざぁぐうすが、
つたない知識と英語力でマザーグースについて紹介していきます。

お父様が帰ってきたら、すべて話すね。
お母様が行った、ちょっといい事。
1ペンス稼いで、4ペンス使った。
赤ちゃんの新しいコートを焦がして穴開けた。

I'll tell my own daddy, when he comes home,
What little good work my mammy has done;
She has earned a penny and spent a groat,
And burnt a hole in the child's new coat.


― The Oxford Dictionary of Nursery Rhymes

また、一年以上放置してしまった・・・・すみません。

父の日なので、父親への愛情を歌ったライムを紹介・・
しようと思いましたが、これが、なかなか見つからない。

父親目線からの子供への愛情あふれるライムはあるんです。


でも大抵の父親は、死んでたり、子供をおいていなくなったり
中には母親が殺した「私」を食べている父親も。。
このライムは有名ですね^^;;)

まぁ、戦争やら行商やらで、当時の父親はあまり家にいなかったのかもしれません。

このライムも、メインは母親の所業(w)で、父親のライムというわけではありませんが

お父様が帰ってきたら、いっぱいお話ししたい。
お父様に早く帰ってきてほしい。

そんな子供心がうかがえるような、深読みできるような・・
という事でチョイスしてみました。

ちなみにgroatとは17世紀までイギリスで流通していた銀貨で、額面は4ペンス。

 

そこから「少額のお金」という意味で使われるようになったそうです。

日本でいうところの「三文」みたいな感じでしょうか。

 

ついでにいうと、もう一つ気になるのが、帰ってくるのが "my own daddy"ってこと。
私自身のお父様・・・ってことはそうじゃないお父様は家にいたりして・・・・