羽生さくるの文章教室で生徒さん全員に必ずお勧めすることの一つ。

 

「お気に入りのノートとペンを携帯して、いつでも気が向いたときに書きましょう」

 

 

文章と自分の距離を近づけるためです。

苦手感は、文章と自分の距離が開いているときに感じます。

食べ物でもそうではありませんか。

それが入っているお皿は遠ざけたくなる。

だから、文章も苦手だと思うと、つい遠くに置いてしまうんですね。

 

 

それをぐっと近づけることができたら。

書いて読む、書いて読む、を繰り返すうちに距離は近づいてきます。

 

 

文章なら、SNSやメールで毎日書いている、とおっしゃる方も少なくないでしょう。

じつは、誰かに読んでもらう文章だと、書いて読んで距離を縮める効果が薄いのです。

自分で書いて自分で読む、自分だけが読む文章を書いてみてください。

鏡を見てメイクするように、鏡を見てお髭をあたるように。

自分自身とのひそかな語らいです。

 

 

おうちで夜寝る前に書くのもよいのですが、カフェ好きのわたしとしては、

お気に入りのノートとペンといつもバッグに入れておき、

お茶を飲みながらなにかちょこちょこっと書くのが習慣です。

 

 

 

 

立川の伊勢丹の前にあるカフェ「クリムト」にて。

革表紙のジャーナル(旅日記)とペリカンのジュニア用万年筆(にアクアマリンの指輪をはめてみたw)とペンに合わせた色のノート。

 

 

まとまった文章を書くわけではなくて、いま見えている風景や、耳に入ってきた人の言葉や、

ふと思い出した言葉などを、書き留めています。

 

 

ペンもノートも「これってわたしらしい、わたしそのものみたい」と思えるくらいなお気に入りを探してみてくださいね。

ペンとノート自体も鏡の役割を果たしてくれますから。

 

 

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