ER再び

 
 
もううちはERのVIPか?
 
と、思うくらい、
なんだか頻繁に行ってるよねぇ( ̄ヘ ̄;)ウーン
 
 
昨日の夜から
恐竜の雄叫びのような声をあげて
嘔吐してたライアン。

 

 

その後もう立ち上がれないくらいの腹痛で、

 

「ダメだ・・・ERに連れてって・・・無気力

 

と言うので、

私はいつものER付き添いグッズ

(スマホチャージャー、歯ブラシ、水、

スナック、コンタクトレンズのケース、

メガネなど)をバッグに詰めて、

 

「さ、行くよ!

なんとか自力で車に乗って。」

 

と、ライアンを車に押し込んで、

前にもお世話になったERへリムジン後ろリムジン前

 

 

 

アメリカのER

 

着くとまずはペーパーワークうーん

 

本人がどんなに痛がっていようが、

苦しんでいようが、

保険に加入しているか?

支払い能力があるか?

色々聞かれて、

必要書類にサインをしなくてはいけない。

 

毎回この段階で私は、

 

「金の無い者は死ね!」

 

と言われている気分になるの真顔

(被害妄想?)

 

 

ライアンは痛みで

車から降りて来ることもできなかったので、

私がERに入って、

 

「主人が腹部の激痛で車から降りられないので、

助けが必要なんですけど。」

 

と言うと、

受付のお姉さんが、

 

「じゃ、スタッフを車椅子と一緒に

車に向かわせますので、

あなたはご主人の代わりに、

ここで受付を済ませてくださいね。」

 

と言われた。

 

 

私が受付をしてる間に、

ライアンは車椅子で処置室へと運ばれ、

私はERの入り口に横付けしてた車を

パーキングに回してからまた戻って来て、

ライアンの運ばれて行った処置室へと向かった。

 

処置室の中でうんうん唸ってる、

身長186cmの大きなおじさんと、

彼を取り巻く当直のドクター(左の女性)、

愉快な仲間たちナースの皆さん。

 
とりあえず点滴のライン確保
 
到着時はあまりの激痛で
ガタガタ震えてたライアン
 
問診(数日前からちょっとお腹に違和感があり、
この日の昼食後から痛みが出始め、
ペプトビズモを飲んだけど治らず、
夜になって激痛、嘔吐。)
 
採血
 
ライアンはまだ震えていたので
私がナースに
暖めてあるブランケットを
持ってきてくれるようにお願いした
(病院では機械で温めてある
ブランケットが用意されている)
 
モニター装着
(前回心臓発作でここにお世話になったので、
とりあえずEKGも撮られた)
 
痛みがひどいので
とりあえず点滴からモルヒネ投与
 
モルヒネはすぐに効いてきたようで
ライアンの震えも止まって
だいぶ落ち着いてきた様子
 
それから処置室に
ポータブルのレントゲンの機械が持ち込まれて、
腹部のレントゲン撮影
 
途中ライアンはすやすやと
眠り始めた

 

 
しばらくすると今ナースが入ってきて、
今度はCTを撮るために
ベッドごとライアンを連れて行った。
 
処置室にポツンと残される私。

 

 
この時点で夜中の2時くらいだったかなぁ・・・
 
15分くらいでライアンを乗せた
ベッドが戻って来て、
ここから検査の結果待ち。
 
これが長いんだわぁぼけー
 
その間ライアンのバイタルモニターを
随時確認していた私。

 

 
緑のラインは心拍数
 
水色のラインは血中酸素濃度
 
一番下の右のベージュ色のは
血圧の上/下
(モルヒネの後なので血圧低め)
 
紫はなんだ?
 
 
気になる事はすぐに聞く私ウシシ
 
 
次に入ってきた当直医に聞くと、
 
「あぁ、これは胸部の上下運動を
チェックしてるんですけど・・・
ま、この数値はあんまり正確じゃ無いので
気にしなくていいです。」
 
との事。
 
 
そして、まだまだ待たされる。
 
前日もあまりよく眠れていなかった私は、
ボロ雑巾のように疲れてたんだけど、
付き添いの椅子はとっても座り心地が悪くて、
全くリラックスできないぼけー
 
あまりに暇なので、
部屋の向こう側のボードを
Papagoで翻訳して遊んでみた。

 

 
結構上手に翻訳されてるけど・・・
日付の後のハングル文字はなぜ?
 
 
本当に気持ちよくスースー寝てるライアンを見ながら、
痛む背中を揉んだり、
持ってきたチャージャーで
スマホをチャージしながら動画を観たり。
 
そんな事してる間に、
時刻は朝の4時を回った。
 
やっと検査の結果が出て、
 
1、心臓発作は起こしていない
2、レントゲン画像には特別何も問題が無い
3、白血球値は少しだけ高め(これはいつも)
4、CTには腎臓嚢腫が写っているけれど、
これも前からわかっている事。
5、腸の一部に多少の腫れが認められる
6、左の腎臓に小さい結石が1つあったけど、
これは今回の痛みとは関係無さそう
 
との事で、
当直医の見立ては、
 
「多分大腸炎でしょう。」
 
との事だった。
 
大腸炎を引き起こす原因は、
沢山ありすぎて
今回は特定はできなかった様子。
 
大腸炎・・・
私も高校生の時にやった事があって、
私もあまりの痛みに動けず、
両親が救急車を呼んでくれて
病院へ行ったのよぼけー
 
 
「抗生剤2種類と、胃酸を抑える薬と、
吐き気止めと、痛み止めを処方しますので。」
 
と言われて、
またここから長時間待たされる。
 
今回ERは非常に空いてたんだけど、
それでも気が遠くなるくらいに
1つ1つの処置?が遅いのよねぇ\(-_-)/
 
ライアンはまたウトウトしてるし、
ま、とりあえず大事では無かったようで
私も安心したし、
でも待たされてる間暇だし・・・
 
私をそういう状況下に置くと、
こうなる↓
 

 

痛みのレベルはどのくらいですか?

のチャートに、

手を描いてあげたゲラゲラ

 

 
 
 
それからやっと処方箋をもらって、
これは後で私が薬局に
取りに行かないといけないんだけど、
それまで時間が空くので、
最初の分の薬だけは
ERにあるのを飲ませてもらった。
 
それから今後の注意事項について
10枚くらいの紙を渡されて、
やっと解放されたのが
朝の5時半ごろ。
 
お疲れ様、私!おねがい
 
 
痛みは治っていたので、
ライアンも自力で歩いて車に乗れて、
夜明けの高速を安全運転で
家まで戻ってきた。
 
 
さて、疲れ切って家に着いた私。
 
流石にそのまま寝ようと思ったんだけど・・・
 
背中もコリコリだったし、
どうせメークは落とさなくちゃいけないし、
やっぱりお風呂に浸かってしまった。
 
6時の朝風呂よ爆  笑
 
 
それから3時間くらい寝たんだけど、
お昼前に処方箋を取りに行かなくちゃいけなかったので、
よろよろと起きてシャワーして薬局へリムジン後ろリムジン前
 
 
5種類の薬をもらって
無事に帰宅。
 
どの薬がどれか
分かりにくいだろうと思い、
薬の容器に全部印をつけた。
 
「これは痛み止め。必要な時だけ飲む。」
 
「これは胃酸止め。必要な時だけ飲む。」
 
「これは吐き気止め。必要な時だけ飲む。」
 
「これは抗生剤1。1日1錠、最後まで飲み切る。」
 
「これは抗生剤2。1日3回1錠ずつ、最後まで飲み切る。」
 
ライアンのためもあるけど、
書いておかないと
私自身も混乱しそうだったのでねウインク
 
 
午後になったらなんだか
心の底から疲れが込み上げてきて、
またパタっと昼寝をしてしまった。
 
 
 
夜になったんだけど
何も特別な料理を作る気力が湧かず、
自分は昨日の残り物で
ささっと食事を済ませ、
ライアンにはお粥を炊いてあげた。
 
簡単に、
出汁いりのお味噌と
梅干し&赤紫蘇
サーモンとネギのトッピング。

 

 
ライアン、
 
「梅干しと一緒に入ってるこれ(赤紫蘇)、
食べられるって知らなかった。」
 
だって爆  笑
 
なんだか気に入ったようで、
梅干しのパックから
さらに赤紫蘇だけ穿り出して食べてた。
 
変なアメリカ人で良かった笑
 
 
 
そういうわけで・・・
 
まだお腹は本調子じゃ無いようなので、
薬をちゃんと飲みながら
消化の良い物を食べさせて
刺激物は控えさせて
様子を見る事にした。
 
とりあえず痛みは治っているみたい。
 
心配してコメントをくださった皆様、
ありがとうございました((*_ _))ペコリ

 

 

 

 

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